フランコ・コラピントに復調の兆し ブリアトーレも評価「新しいフランコだ」
アルピーヌのフランコ・コラピントが、2026年F1カナダGPで今季最高レベルの週末を過ごした。開幕から苦戦が続いていた22歳のアルゼンチン人ドライバーだが、モントリオールではマシンとの一体感と自信を取り戻しつつある姿を見せ、チーム内でも空気が変わり始めている。

2024年にウィリアムズで代役出場を果たした際の鮮烈な印象から、大きな期待を背負ってアルピーヌのフルタイムシートを獲得したコラピント。

しかし今季序盤は、経験豊富なピエール・ガスリーに対して苦戦を強いられるレースが続いていた。

“ブエノスアイレス効果”で流れが変化
カナダGP直前、コラピントは母国ブエノスアイレスで大規模なロードショーイベントに参加。サッカー界のスター、リオネル・メッシとも対面し、大きな注目を集めていた。

その直後のモントリオールで、コラピントは一転して競争力ある走りを披露。アルピーヌのアドバイザーを務めるフラビオ・ブリアトーレは、レース後に冗談交じりにこう語った。

「毎週ブエノスアイレスに行かせた方がいいかもしれない」

単なるジョーク以上に、チーム内部でコラピントの変化を感じ取っていることがうかがえるコメントだった。

マイアミ以降のアップデートが転機に
コラピント自身も、状況が変わり始めたタイミングとしてマイアミ以降を挙げている。

「マイアミ以降、ファクトリーで施された変更がかなり助けになっているのは明らかだ。それに加えて、自分自身も競争力を高められている」

今季前半戦の苦戦については、サーキット経験不足も大きかったと認めた。

「以前より少しリラックスできるようになっている」

「サーキットを知っていることで、スプリント週末でも何をすべきか理解できる。シーズン前半はコースを知らなかったので、それが不利になっていた」

アルピーヌは2025年に深刻な低迷を経験しており、2026年も依然として中団後方での戦いが続いている。しかし、その中でもコラピントはチームの前進を感じ取っている。

「かなり激しい1年になると思う」

「ファクトリーを見ると分かるが、みんな本当にモチベーションが高い。ポイントを持ち帰ることで、少しでも恩返しできて嬉しい」

“ガスリーとの差”を理解し始めたコラピント
開幕当初、コラピント最大の課題は、なぜガスリーほどの速さを引き出せないのかを理解することだった。

「マシンに関しては、何が機能していないのか比較的すぐ分かる」

「でも自信がない状態だと、それを理解するのが少し難しくなるんだ」

「少しずつ、なぜ自分にピエールのようなスピードがなかったのか分かってきている」

この発言は、単なる精神論ではなく、ドライビングとセットアップ理解が噛み合い始めていることを示している。アルピーヌが今季投入したマシン開発と、コラピント自身の適応がようやくリンクし始めた格好だ。

さらにコラピントは、今後に向けて次のように宣言した。

「これからは、もっと積極的に行く」

ガスリーも高評価「いい方向へ導いている」
チームメイトのピエール・ガスリーも、コラピントの成長を高く評価している。

「彼は本当にいい奴だ。あの姿勢が好きなんだ。とても落ち着いている」

さらにガスリーは、2人が同じ方向性でマシン開発を進められている点を強調した。

「僕たちはいいチームだと思う」

「感覚も似ているし、同じ方向へチームを導いている。もちろん彼はまだ経験は少ないけど、常に正しい姿勢で取り組んでいる」

アルピーヌにとって、2台そろってポイントを争える状況を作れるかは、コンストラクターズ争いで極めて重要になる。

ガスリーもその点を意識している。

「彼はマイアミで素晴らしいレースをした」

「両方のマシンでポイントを獲ることは重要なんだ。シーズンはとても長いし、結局は1ポイント1ポイントが重要になる」

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カテゴリー: F1 / フランコ・コラピント / アルピーヌF1チーム