エステバン・グティエレス
エステバン・グティエレスは、今シーズン初ポイントを獲得するまでは、2017年にどこにいるのかを考えても意味はないと語る。

シーズン前半戦、チームメイトのロマン・グロージャンが28ポイントを獲得したのに対し、エステバン・グティエレスは11位に4回入ったもののポイントは獲得できなかった。

チーム代表のギュンター・シュタイナーは、2017年のドライバー決定を遅らせるつもりはないと話しており、9月上旬のイタリアGP前後で2017年のハースのドライバーが発表されるのではないかとみられている。

すなわち、それまでの間にエステバン・グティエレスに残されたポイント獲得のチャンスは2戦のみ。

だが、エステバン・グティエレスは、夏休み後にトップ10フィニッシュを果たすという目標に集中するため、ドライバー決定に注意を向けることを拒んだ。

「正直、僕にとって来年について考えるのは無意味なことだ。僕が達成したいのはポイント獲得であり、今持っているもので良い結果を出すことだ」とエステバン・グティエレスはコメント。

「僕の周りでは多くのことが間違った方向に進んでしまったと感じているし、2017年について考えることでフラストレーションを抱えたり、心配してはいない。ポイントを獲れるように熱心に働いている。それが僕の目標であり、その他は今のところ意味はない」

一方で、エステバン・グティエレスは、ノーポントに終わっているのは信頼性のせいだけではないとし、今季のハースのガレージでは自分の方が不運を集めていると感じている。

「レースで一番難しいのは速さを手にすることだということは全員が知っている。でも、一人のドライバーとして僕のペースはかなり進歩していると思うし、1年離れていた僕に期待される以上のものだったかもしれない」とエステバン・グティエレスはコメント。

「マシンのペースはあるけれど、ポイントから僕を遠ざけているのはメカニカルトラブルや戦略の失敗といったベーシックなものだ。僕の方がもう一台よりそれがひどい状態にように思う」

「両サイドに起こっていることなので、僕だけだと言うつもりはないし、もう1台も全てのレースでポイントを獲得しているわけではない。でも、僕たちはチームとしてこういう基本的なことを最小限にして、解決し、問題や失敗のない普通の週末を過ごさなければならない」

「僕にとって普通の週末とはポイントを獲得できる週末ということだ。そうなるまではは普通ではない。ポイントを逃すたびに『何かおかしい、ポイントを獲るために何ができるだろう』と言わなければならなかったけれど、普通の仕事をして、何か特別なことをせずに僕たちが11位と13位だったこともある」

「ペースはある。シンプルなことだし、僕はそれに集中している。ペースがなくて、やり遂げられるキャパシティがないとわかっているようなときにはフラストレーションを感じるし、心配もするだろうけど、幸運なことに僕たちにはそれがあるし、マシンにはペースはある。チームは素晴らしい仕事をしているし、これまでにポイントを獲得できることを示してきた」

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カテゴリー: F1 / エステバン・グティエレス / ハースF1チーム