エアロスクリーン F1
バーニー・エクレストンは、コクピット保護システムの候補となっているハローとエアロスクリーンのどちらも気に入っておらず、このようなデバイスはF1には不要だと考えている。

コクピット保護システムは2017年から導入される見通しとなっており、どのシステムを採用するかを決定する期日が7月1日に設定されている。

フェラーリは、プレシーズンテストで“ハロー”を試し、レッドブルはF1ロシアGPのフリー走行で“エアロスクリーン”を実車テスト。

レッドブルは、スペインやモナコでエアロスクリーンのさらなるテストが行う予定となっている。

エアロスクリーンについての意見を求められたバーニー・エクレストンは「スクリーンが汚れるたびに掃除をすることになるので、多くのピットストップが見られるようになるだろう。良いことだ」と皮肉交じりにコメント。

また、ハローとエアロスクリーンのデザイン面については「どちらも好きになれない」とし、F1のコクピット保護システムはどうあるべきかとの質問には「何もいらない」と述べた。

F1ロシアGP金曜フリー走行後、レッドブルはエアロスクリーンのテスト映像を公開。しかし、バーニー・エクレストンは、いかなるコクピット保護システムもテストでは実際の事故を十分に再現できないと考えている。

「テストでは静止しているが、実際のレースではタイヤが飛んでくる。そのような場合はマシンも動いている。静止したマシンでどうやってシミュレーションするんだ? タイヤがどんな動きをするのかどうしてわかるというんだ? いずれにせよ、当たったら跳ね返るだけだろう」

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カテゴリー: F1 / バーニー・エクレストン / F1マシン