コルトン・ハータ F2挑戦へ「まるで“学校に戻る”ような感覚」
アメリカン・スターであり、2026年にF2へ挑戦するコルトン・ハータが、新カテゴリーに向けた準備について「まるで学校に戻ったようだ」と語った。インディカーで9勝・19表彰台を挙げたハータは、F1参戦に必要なスーパーライセンス獲得を目指し、F2へ戦いの場を移す決断を下した。

近年では、日本から渡欧した宮田莉朋が示したように、別カテゴリーのトップドライバーであってもF2では苦戦する例が多い。ハータもその難しさを理解したうえで、自身の“基礎からの学び直し”を口にしている。

「基礎に戻る」F2準備の実情
ハータはラスベガスで、F1 TVのジェームス・ヒンチクリフから準備内容を問われ、次のように説明した。

「学校に戻るような感じだ。基礎をたくさん学び直さないといけない。フォーミュラカーは見た目が似ていても、それぞれまったく違うし、F2マシンは特に大きく違うんだ」

「ブレーキの使い方、ブレーキを離すタイミング、スロットルに戻る動作、そしてインディカーのファイアストンとは全然違うピレリタイヤのマネジメント……全部が新しい。大変だけどワクワクしているよ」

さらに、過去の経験も一部役立つと語った。

「来年は新しいことが山ほどある。でもF3やF4の頃の記憶もあるから、全くのゼロではない。大きなプログラムになるよ」

コルトン・ハータ

ハイテックでF2初走行、さらにIMSAでも参戦
ハータは12月10〜12日のアブダビ・ポストシーズンテストでハイテックのF2マシンを初走行する。
さらに、キャデラックF1のテストドライバーを務めながら、IMSAの3戦(デイトナ24時間、プチ・ル・マン、セブリング12時間)にも参戦予定だ。

「やることが本当に多い。アメリカの耐久レースは3つで、デイトナ24時間、プチ・ル・マン、そしてセブリング12時間だ。とても楽しみだよ」

V10搭載マシンへの期待
IMSAで乗るキャデラックのマシンについては、とくにエンジンの魅力を強調した。

「自然吸気V10を背中に積むなんて、これまでのキャリアで一度もなかった。ずっとターボエンジンだったからね。まったく違うフィーリングで、とにかく素晴らしいサウンドなんだ」

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カテゴリー: F1 / コルトン・ハータ / FIA F2 / キャデラックF1チーム