ブリヂストン:F1日本GP土曜日
ブリヂストンが、F1日本GPの土曜日を振り返った。

今日の鈴鹿サーキットはウェット・コンディションのために走行が制限されたが、スクーデリア・トロロッソのハイメ・アルグエルスアリが最速ラップタイムを記録した。予選セッションは3回の遅延の後に明日に延期となった。

午前のプラクティス・セッションではアルグエルスアリが9周を走った。彼の他に土砂降りのサーキットで計測ラップを記録したのはヴァージン・レーシングのティモ・グロックだけ。現在、予選は日曜日の午前10時、決勝は午後3時に予定されている。

安川ひろし (ブリヂストン モータースポーツ推進室長)
「今日、ひどい雨の中を鈴鹿に集まってくださったファンの皆さんに感謝します。こんな天気ですが、グランプリスクエアのブリヂストンサポートステージには大勢のドライバーたちが登場し、大勢のファンの皆さんに楽しんでいただくことができました。明日は、丸1日予選とレースを楽しんでいただける、エキサイティングな日になることを願っています」

浜島裕英 (ブリヂストン MS・MCタイヤ開発本部フェロー)
今日の走行のポイントを教えて下さい。
「今日はひどい天候で午前中は殆ど走行は出来ず、午後も大雨が続きました。コースの水の量が多すぎたため、予選は遅延の後、延期となりました。全員のドライバーが少なくとも1ラップを走りましたが、深い水たまりが多数あり、コースを大量の水が流れていたため、全員がハイドロプレーニング現象を報告していました。ウェット天候用のF1タイヤにとっても過酷なウェット・コンディションでしたので、予選延期の決定は正しかったと思います」

明日のレースではどのような戦略が考えられますか?
「空模様を見なければならないでしょう。雨が降らなければ、雨で綺麗になったコースを走ることになりますが、路面にはラバーが乗っていない状況からのスタートとなり、その後、路面コンディションは変化し続けることになるでしょう。雨が降ったとしても、今日ほどの大雨ではないことを願います。時速300?で走るF1カーに装着すると、我々のウェットタイヤは1秒当たり61リットルの水を排水することができますが、このウェットタイヤでも今日の午後は水が多すぎました」

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カテゴリー: F1 / ブリヂストン / F1日本GP