ジョージ・ラッセル F1ベルギーGP決勝で痛恨のリタイア ハミルトンと接触
ジョージ・ラッセル(メルセデス)は、2026年F1第10戦ベルギーGP決勝で1周目にルイス・ハミルトン(フェラーリ)との接触事故によりリタイアを喫した。優勝争いが期待された3番グリッドからスタートしたものの、わずか1周でレースを終える厳しい結果となった。

接触はオープニングラップのケメル・ストレート先で発生。ラッセルはハミルトンのアウト側からオーバーテイクを試みたが、両者は接触し、ラッセルのマシンはグラベルトラップに飛び出してストップ。

セーフティカーが導入され、今季のタイトル争いにおいても大きな痛手となるリタイアを喫した。

アウト側から仕掛けるも接触で終戦
スタートではポールシッターのキミ・アントネッリが首位を守ったものの、レ・コームへ向かう区間でマックス・フェルスタッペンに先行を許した。しかし、ケメル・ストレートで再び首位を奪い返し、レースをリードした。

その後方ではラッセルがハミルトンのアウト側から並びかけたが、両者は接触。ラッセルはグラベルにストップし、マシン回収のためセーフティカーが導入された。一方のハミルトンは走行を続け、その後も上位グループでレースを続行した。

F1 TVで解説を務める元F1ドライバーのジョリオン・パーマーは「ラッセルはハミルトンのアウト側を回ろうとしてグラベルに飛び出した。本当に接近しすぎていた」と振り返り、接触は際どい状況で起きたとの見方を示した。


ハミルトンに5秒加算ペナルティ
事故について審議していたFIAスチュワードは、ハミルトンに「接触事故の原因を作った」として5秒のタイムペナルティを科した。ハミルトンはピットストップ時にこのペナルティを消化することになる。

その後もハミルトンは4番手を走行し、シャルル・ルクレールとの表彰台争いを展開。一方、ラッセルは決勝唯一のリタイアとなった。

ラッセル「ストレートで完全に飲み込まれた」
リタイア後、ラッセルは接触について複雑な胸中を明かした。

「ストレートで完全に飲み込まれてしまった。ストレートだけで3台に抜かれたんだ。あの接触はレーシングインシデントだったと思う。僕がもっと外側に行けたかもしれないし、彼がもう少しブレーキをかけられたかもしれない。今は言葉が見つからない」

さらに、週末を通して苦しんだマシンについても言及した。

「みんながこの問題の解決に向けて懸命に取り組んでくれているのは分かっている。でも、僕はレース5周目にはもうここに立っているんだ」

タイトル争いにも大きな痛手
F1 TVでは、このままラッセルがノーポイントに終われば、ドライバーズランキングで首位を走るチームメイトのアントネッリとの差が50ポイントまで広がる可能性があると紹介された。

パーマーも「ラッセルにとっては痛烈な一撃だ。本当にひどい週末になってしまった。ストレートスピードが不足するマシンでは、どうすることもできない状況だった」とコメント。週末を通じて直線スピード不足に苦しんだメルセデスにとって、厳しい結末となった。

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カテゴリー: F1 / ジョージ・ラッセル / メルセデスF1 / F1ベルギーGP