ジョージ・ラッセル メルセデスF1の原因不明トラブルに苦悩「全開なのに失速する」
ジョージ・ラッセルは、F1ベルギーGP予選後、自身のマシンに発生している原因不明のストレートスピード不足について「本当に腹立たしい」と語り、問題の解決を急ぐメルセデスに期待を寄せた。

チームメイトのアンドレア・キミ・アントネッリがポールポジションを獲得する一方で、ラッセルは約0.5秒差の6番手に終わった。その差の大半はストレート区間で生じており、ラッセルは「全開なのにタイムを失っていく」と現状への無力感を隠さなかった。

ストレートだけで失われるコンマ数秒
今季のラッセルは、何度かアントネッリとの差に苦しんできた。オーストリアGPではトト・ヴォルフ代表から「ただ運転すればいい」と無線で促されながらもポールポジションを獲得したが、スパでは同じような逆転劇は実現しなかった。

予選後、ラッセルは「もっと悪い結果だった可能性もあるし、もっと良い結果にもできた」と振り返り、ストレートでのタイムロスが依然として最大の課題だと説明した。

「昨日はストレートだけで0.8秒失っていた。今日は0.4秒まで改善したから前進ではある。でもシルバーストンでも同じようなことがあって、最初はブレーキが原因だと思った。それが違うと分かり、次は自分のアクセルの踏み方やドライビングスタイルを疑った」

「でも今は、それが運転の問題ではないと確信している。マシンに深刻な問題がある。チームは本当に懸命に原因を探してくれているけど、毎周ストレートだけで0.2~0.6秒失っているのを見ると、本当に腹立たしい」

「全開なのに速度が落ちる」不可解な症状
ラッセルは、この36時間はセットアップやタイヤではなく、ストレートスピードの問題を解決することだけに集中していたと明かした。

「ここ36時間は、セットアップやタイヤではなく、とにかくストレートスピードの原因を探ることだけに集中してきた」

「最後のアタックでも、なぜかストレートだけでさらに0.15秒失った。ステアリングのデルタを見ていると、全開で走っているのにどんどんタイムを失っていく。あの感覚は本当に無力だ」

原因については、現時点ではパワーユニットそのものではないと考えているという。

「正直、パワーユニットそのものではないと思っている。でもストレートで何かが確実に僕のマシンを遅くしている。チームは本当に真剣に取り組んでいるので、解決できることを期待している」

ジョージ・ラッセル(メルセデスAMG・ペトロナス・モータースポーツ)

コーナーでは互角「本来ならフロントローを争えた」
ストレートで失う分をコーナーで取り返そうとは考えなかったのかと問われると、ラッセルは誘惑はあったと認めつつも、データが冷静な判断を支えてくれたと説明した。

「もちろん攻めたくなる。でもエンジニアがどこでタイムを失っているのかをしっかり示してくれている。フィニッシュラインを越えた時に0.5秒遅れていると本当に嫌な気分になる」

「でも、その75%以上がストレートで失われていると分かると少し気持ちは楽になる。自分のラップには満足している。コーナーでは僕の方が速かった場所も多かったし、改善すべき部分もあるけれど、それはポール争いをしている時と同じレベルの差だ。異常なのはストレートだけなんだ」

「解決策が何なのかはまだ分からない。でもブダペストに向かうまでには、この問題が解決していることを祈っている」

今回の発言からは、ラッセル自身がドライビングではなく車両側の問題だと確信を深めていることがうかがえる。予選ではコーナー区間でアントネッリと互角以上のペースを示しながら、ストレートだけで大きくタイムを失ったと分析しており、メルセデスがハンガリーGPまでに原因を突き止められるかが注目される。

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カテゴリー: F1 / ジョージ・ラッセル / メルセデスF1 / F1ベルギーGP