ブリヂストン F1 バーレーンGP
ブリヂストンが、2009年F1バーレーンGPの予選を振り返った。

F1バーレーンGPの予選は、ブリヂストンのスーパーソフト・タイヤでパナソニック・トヨタ・レーシングのヤルノ・トゥルーリがポールポジションを獲得、明日のバーレーンGP決勝は初めてトヨタの2台がフロントローに並ぶ。

1分33秒431を記録したトゥルーリと、2位で予選通過したチームメイトのティモ・グロックとのタイム差は約0.3秒。3位はセバスチャン・ベッテル(レッドブル・レーシング)だった。

土曜日は金曜日と比べるとラバーが乗って路面コンディションは向上し、気温はさらに上昇した。午前中のプラクティス・セッションではスーパーソフト・タイヤを装着したグロックが1分32秒605の最速ラップタイムを記録した。

浜島裕英 (ブリヂストン MS・MCタイヤ開発本部長)
今日の走行のポイントを教えて下さい。
「今日はトヨタにとって2台がフロントローを獲得する素晴らしい日になりました。トヨタと4回目のポールポジションを達成したヤルノ・トゥルーリにお祝いを申し上げます。金曜日の走行と比較すると、グリップレベルが上がり、ラップタイムが向上しました。特にプラクティス・セッションは、砂も清掃され、ラバーが乗ったためコンディションは良かったようです。予選はどのセッションも非常にタイム差が接近し、エキサイティングでした。第1予選セッションでもタイム差が接近していた為、上位陣の速いクルマもタイムの出るソフト側のスーパーソフト・タイヤを装着していました」

ここバーレーンでの2種類のコンパウンドのパフォーマンスについて教えて下さい。
「タイヤのパフォーマンスという意味では興味深い週末です。今週末はスーパーソフト・タイヤがとても良いパフォーマンスを見せており、ミディアム・タイヤよりも平均0.7秒速い好調なラップタイムを記録しています。性能の落ちという点では、スーパーソフトはおもしろいチャレンジになるでしょう。スーパーソフトで長いスティントを走るチームもあるかもしれませんが、性能の落ちをコントロールするための対策も必要です。スーパーソフトをいかに用いるかというのが、今回のレースのキーポイントになると思います。今週のような気温が高いコンディションでも、ミディアムはスーパーソフトよりもワームアップに時間がかかります。レースではミディアム・タイヤが高い耐久性を発揮すると思いますが、スーパーソフトよりもラップタイムは遅くなるでしょう」

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カテゴリー: F1 / ブリヂストン / F1バーレーンGP