オスカー・ピアストリ 開幕2戦DNS F1史上初の不名誉記録
オスカー・ピアストリ(マクラーレン)は、2026年F1中国GPでスタートできず、開幕2戦連続DNSという不名誉な記録を残した。これにより、F1世界選手権の歴史上、シーズン最初の2戦でいずれもDNSとなった初のドライバーとなった。

さらにこの結果は、マクラーレンの創設者であるブルース・マクラーレンが1969年アメリカGPとメキシコGPで記録して以来となる、同チームにとっての連続DNSという形でも並ぶものとなった。

ピアストリは母国ラウンドのオーストラリアGPで、グリッドへ向かう途中のクラッシュによってスタートできなかった。そして上海で行われた中国GPでは、パワーユニットの電気系トラブルによりグリッド上からマシンを下ろされ、再びDNSが記録された。

これによりピアストリは、これまでF1世界選手権のグランプリに参戦した782人のドライバーの中で、シーズン開幕2戦を連続してスタートできなかった初の存在となった。F1世界選手権はここまで通算1,151戦を数えているが、その記録の中でも前例のないケースとなった。

なお、1964年にはトニー・マグスがオランダGPとベルギーGPで連続DNSを記録している。ただし、マグスはその年の開幕戦モナコGPにエントリーしておらず、カレンダー上の最初の2戦でDNSを喫したわけではなかった。

今回のピアストリの連続DNSは、マクラーレン創設者のブルース・マクラーレン以来の出来事でもある。ブルース・マクラーレンは1969年のアメリカGPでエンジントラブル、続くメキシコGPで燃料噴射系の問題に見舞われ、2戦連続でDNSとなっていた。

一方でチームメイトのランド・ノリスも、中国GPではガレージからグリッドに向かうことができなかった。ノリスは、ピアストリとは別系統ながら同様にパワーユニットの電子制御系トラブルに見舞われ、自身のキャリアで初めてDNSを記録した。154回目のエントリーでの初DNSとなり、スタート数は153のままとなっている。

マクラーレンにとってダブルDNSは、2005年アメリカGP以来となった。この時はキミ・ライコネンとファン・パブロ・モントーヤが、ミシュランタイヤの安全性への懸念によってレースを走ることができなかった。

また中国GPは、マクラーレンにとって2017年バーレーンGPとロシアGP以来の連続DNSにもなった。当時はストフェル・バンドーンとフェルナンド・アロンソが、それぞれ別の週末でスタートできなかった。

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カテゴリー: F1 / オスカー・ピアストリ / マクラーレンF1チーム / F1中国GP