2024年 F1ベルギーGP 決勝:11位以降 ドライバーコメント
2024年F1ベルギーGPの決勝で11位以降だったドライバーのコメント。

最後尾グリッドからスタートした角田裕毅(RB)は競争力に苦しんで16位。リタイアは周冠宇(ザウバー)のみ。レース後、トップでチェッカーを受けたジョージ・ラッセル(メルセデス)が重量不足の規定違反で失格となった。

11位:ランス・ストロール(アストンマーティン)
「レース中にタイヤデグラデーションが予想よりも少ないことが明らかになったので、1ストップ戦略を選択した。レース終盤の数周は10位を走行していたが、その時点ではタイヤに問題があり、ポジションをキープできるスピードがなかった。今日は上位争いをするために必要なペースが足りなかった。チームとしては、トップ4チームに追いつくためにまだまだやるべきことがたくさんあると思う」

12位:アレクサンダー・アルボン(ウィリアムズ)
「今日は良いスタートを切ったが、結局のところ、ペースが合わなかった。レースはできる限りうまくいったと思うが、ポイントを獲得するにはペースが必要で、それがなかった。レース用にハードタイヤを2セット用意できていれば良かったが、残念ながらそうはならなかった。それで状況が変わったかどうかはわからない。今年に入ってからアップグレードは一切行なっていないので、他のチームに大きく遅れをとってしまっているのが現状だ。夏休みの後にいくつか予定されているので、もっと競争力を取り戻せることを期待している」

13位:ピエール・ガスリー(アルピーヌ)
「今日のスパでのレースは良くなかった。ストレートスピードに欠けていたため、周りのマシンと戦うのが大変だった。また、温度の問題などに対処しなければならなかった。今日の僕たちの戦略は、他のマシンもそうだったが、明らかにミスだったように思う。1ストップで走れたことは明らかだ。これはチームとして改善すべき点だ。ここ数週間は十分なパフォーマンスを発揮できていなかったが、夏休みのレース再開時にはもっと良い結果を残さなければならない。今シーズン序盤は厳しい状況だったが、マシンに施したいくつかの改良には満足している。今後もマシンのさらなる改良を追求し、よりよい結果を残せるよう、より意欲的にレースに臨みたい」

14位:ケビン・マグヌッセン(ハース)
「今日は、上位と戦うだけのペースがなかった。できる限りのことはやったし、1回のピットストップも問題なかった。ミスをしたわけではないが、スピードが足りなかった。このトラックは僕たちにとって有利だと思っていたが、何度も驚かされた。そして、これは僕たちが最近経験した中で最悪のレースだった。誰もがそうと思うけど、夏休みを楽しみにしている。そして、さらに多くのポイントを獲得できるレースを楽しみにしている」

15位:バルテリ・ボッタス(ザウバー)
「今日は戦略を変えてみたが、結局うまくいかなかった。おそらくそのままレースを終えれば、16位より2つ上の順位でフィニッシュできたかもしれないが、いずれにしてもポイント獲得には至らなかっただろう。ポジティブな面としては、レースペースの面ではライバルたちよりも少し良い位置にいるように感じられた。とはいえ、トップ10に入るにはまだ不十分だ。だからこそ、あらゆる面で改良を加え、進歩を続けていかなければならない。今、チームは当然の報いである夏休みを待っている。今シーズン前半は厳しい戦いだったので、8月末のザントフォールトでは、エネルギーを蓄えて力強く戻ってくるつもりだ」

角田裕毅 2024年F1 ベルギーGP 決勝

16位:角田裕毅(RB)
「この週末はペースが上がらず、今日のレースも同じ状況でした。しっくりした感触がなく、レース後にエンジニアから聞いたところ何かが起こっていたようなので、データを見直したいと思います。今日は戦略がうまくいきませんでしたが、スタートポジションを考えると難しいことは分かっていました。コンストラクターズランキングで今のポジションをキープするために、チームとともにプッシュし続け、できる限りを尽くしたいと思います」

17位:ニコ・ヒュルケンベルグ(ハース)
「ペースもハーモニーもリズムもなかった。週末を通してマシンと相性が合わず、セッション全体を通して最適なポイントを見つけることができなかった。その理由を探る必要もあるが、この週末のことを忘れて、夏休みの後にまた頑張ろう。ケビンはもう少し良かったし、1ストップで良い走りを見せた。全体的には、ダウンフォースの低いパフォーマンスについて検討する必要がある」

18位:ローガン・サージェント(ウィリアムズ)
「今日はあまり良くなかった。ハードタイヤはしっかりしていて、ペースにも満足していた。しかし、最初の2回のミディアムタイヤでのスティントはかなり難しく、運転しづらかった。2回目のミディアムタイヤでのスティントでは、後ろの選手を抑え、結果的にアレックスの前進を助けるような走りができたので、そういう意味ではベストを尽くしたつもりだ。もし予選がドライだったら、結果は少し違っていたかもしれない。でも今は夏を利用して、仕切り直すつもりだ」

DNF:周冠宇(ザウバー)
「今日のレースは、シーズン前半の残念な終わりとなった。ハードコンパウンドを選択し、ペースもマシンのバランスも良く、順位を上げることができた。前の2台のハースに迫っていたが、パワーダウンが起こり、その後ブレーキにも問題が出て、レースを終えることになった。今日はポテンシャルがあったと思う。ハードタイヤでスタートすることで戦略的な選択肢も広がった。そのため、チーム全体にとって今回の結果はさらに残念なものとなった。これから夏休みに突入し、充電してリフレッシュしてくる。ザントフォールトでは、バルテリが過去2戦で走ってきたのと同じアップグレードされたマシンで走ることになるが、それがチームにとって転機となることを期待している」

DSQ:ジョージ・ラッセル(メルセデス)
「今日のレースで失格になって胸が張り裂けそうだ。1ストップ戦略を成功させることができ、僕たちにとって信じられないようなグランプリだった。最後でタイヤはどんどん良くなっていった。序盤はタイヤを労わり、レースが進むにつれ、最後まで走りきれるという確信が強まっていった。リスクを冒す価値はあったし、その甲斐があったように思う。失格は残念だが、もちろん1位でゴールできたことは誇らしい。また、チームがルイスとともに勝利を収めたことも良かった。彼は素晴らしいレースを展開し、2ストップ戦略で最速のマシンだった。非常に残念だが、夏休みの後にザントフォールトでさらに強くなって戻ってくると確信している」

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カテゴリー: F1 / F1ベルギーGP / F1ドライバー