アストンマーティンF1の鍵はホンダPU モントーヤ「クルマは悪くない」

さらにモントーヤは、ホンダが現在抱える問題を解決できれば、アストンマーティンは将来的に上位争いへ復帰できると主張。
ただし、その改善がフェルナンド・アロンソの現役期間中に間に合うのかについては疑問も呈した。
AMR26低迷の原因はホンダPUにあるのか
アストンマーティンのAMR26は、2026年F1プレシーズンテストで初披露された際、革新的なフロントサスペンションや中盤セクション、フロントウイングの設計によって大きな注目を集めた。
しかし実戦が始まると状況は一変。深刻な信頼性問題と圧倒的な戦闘力不足により、グリッド後方に沈む展開となった。
その原因として指摘されているのがホンダの2026年型パワーユニットだ。現時点では激しい振動問題に加え、約100馬力の出力不足を抱えているとされている。
一方で、1周あたり数秒規模の遅れをすべてPUだけの責任にするのは難しく、シャシーや空力面にも問題があるとの見方もパドックでは広がっている。
モントーヤ「クルマはそこまで悪くない」
それでもモントーヤは、アストンマーティンのプロジェクトそのものには依然として大きな可能性があると語る。
「僕はフェルナンド・アロンソの意見に同意している」とモントーヤはBetPackのインタビューで語った。
「アストンマーティンは3年後にはもっと速いチームになれると思う。エンジンの問題を解決すれば、改善のための支援も間違いなく受けられるはずだ」
さらにモントーヤは、もし不足分が20馬力程度まで縮まれば、アストンマーティンは中団グループで十分戦える戦闘力を持つと分析した。
「僕は今でも、このクルマは人々が考えているほど悪くないと思っている」
現在の低迷はAMR26のコンセプトそのものではなく、ホンダPU側の未成熟さが大きく影響しているという見立てだ。

最大の問題は“時間”
ただし、モントーヤが最大の懸念として挙げたのは“時間”だった。
フェルナンド・アロンソは今年7月に45歳を迎える。現時点では2027年まで現役を続ける可能性が高いとみられているが、ホンダとアストンマーティンがタイトル争いレベルまで到達するには、さらに時間を要する可能性がある。
「問題は、フェルナンドがそれを待てるかどうかだ」
「そして、チームが彼の現役中に十分な速さを手に入れられるかどうかだ」
モントーヤはそう語り、アストンマーティン再建計画の成否は、ホンダの立て直しスピードに大きく左右されるとの見方を示した。
“ニューウェイ効果”だけでは解決しない現実
エイドリアン・ニューウェイ加入によって大きな期待を集めたアストンマーティンだが、2026年F1シーズン序盤を見る限り、空力だけでは解決できない問題が浮き彫りになっている。
特に現行レギュレーションでは、電動比率50%という新世代PUコンセプトへの適応が極めて重要となっており、エネルギーマネジメントや振動対策、信頼性確保まで含めた総合力が問われている。
その意味で、AMR26の真価が判断されるのは、ホンダが現行PUをどこまで正常化できるかにかかっているとも言えそうだ。
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