アストンマーティンF1に警鐘 シュタイナー「ストロールはホンダを動かせない」

2026年シーズンのアストンマーティンF1は未だポイント獲得がなく、開幕3戦で5度のリタイアと苦戦が続く。
ホンダのパワーユニットも課題を抱えるなか、短期的な巻き返しは見通せず、プロジェクト全体の“時間軸”が改めて問われている。
「成功には時間が必要」短期志向に疑問
シュタイナーは、ストロールが約10億ポンド規模の投資を行い、ファクトリー建設やトップエンジニアの招聘を実現してきた点は評価しつつも、最大の問題は“時間の与え方”にあると指摘した。
「ローレンスは自分がやると言ったことはやっている。ただ成功していないだけだ」
「素晴らしいファクトリーをシルバーストンに建設し、最高の人材を集めた」
「ただ、F1に必要な忍耐を持っていないと思う。6か月や12か月でうまくいかなければ変えてしまう」
「だがF1のサイクルは12か月ではない。何かが機能するまで待つ必要がある」
実際、アストンマーティンはここ5年で5人目のチーム代表を探している状況にあり、組織の継続性という面でも課題を抱えている。

ホンダには圧力をかけられない現実
現在の低迷の一因としてホンダ製パワーユニットへの批判も集まっているが、シュタイナーはこの点について現実的な見方を示した。
「彼はホンダをプッシュすることはできないと思う」
「ホンダは正しい状態にするために必要な時間をかける。そこに彼が口出しする余地はない」
「プレッシャーをかけて急がせることはできるが、彼らは自分たちのペースでやるだろう。前回復帰したときと同じように」
ホンダは過去にも時間をかけて立て直し、最終的にはタイトルを獲得した実績がある。今回も同様に時間が必要とされるが、それを許容できるかが問われる。
問われるプロジェクトの時間軸
ストロールの5カ年計画は2027年で一区切りを迎えるが、現状のパフォーマンスを見る限り、その達成は極めて厳しい状況にある。
新代表候補としてジョナサン・ウィートリーの名前も挙がるなか、組織再編は続いているが、頻繁な変更がさらなる混乱を招く可能性もある。
巨額投資とトップ人材を揃えた体制はすでに整っている。残されているのは、それを機能させるための“時間”をどこまで許容できるかという一点に集約されつつある。
Source: F1 OVERSTEER
カテゴリー: F1 / アストンマーティンF1チーム / ホンダF1
