カルロス・サインツJr. 2027年F1規則でFIAに要求「反対勢力に屈するな」

現在、FIAとFOM(フォーミュラワン・マネジメント)は、2026年から導入された新世代パワーユニットの電動依存を緩和するため、2027年から内燃エンジンと電力の出力配分を現行の50対50から60対40へ変更する案を協議している。
しかし、アウディとフェラーリが反対姿勢を示しており、実現には高いハードルが残されている。
サインツ「FIAは強い姿勢を示すべき」
サインツは、FIAが競技の利益を最優先に考え、必要であれば反対意見を押し切るべきだと主張した。
「チームが投票権を持つ委員会があるけれど、僕がFIAとFOMに言いたかったのは、計画を押し進めて、その方針を貫いてほしいということだ」
「もし彼らが『こうあるべきだ』と言えば、不満を持つチームや完全には同調していないチームも、それに従う以外に選択肢はなくなると思う」
「もちろん全員の合意は必要だ。でも、それがスポーツやレース、そしてショーのためになるなら、統治する側が非常に強いアプローチと明確な立場を取るべきだと僕は思っている」
2027年変更案を支持する理由
サインツは、提案されている変更が現在のレギュレーションの弱点を改善できると考えている。
「提案されている内容には、このエンジンやレギュレーションを改善する余地があると思う」
「今年のうちにできることは多くないと思うし、僕自身はもう不満を言うのをやめようと決めた。なぜなら、今年の状況が理想的ではないことは明らかだし、それが大きく変わることもないからだ」
「でも来年については非常に期待している。どれだけ変わるのか楽しみだ」
アウディとフェラーリが反対する構図
今回の議論は、2027年以降のF1の方向性を左右する重要な政治問題となっている。
現在の情報では、ホンダ、メルセデスHPP、レッドブル・パワートレインズは60対40案を支持する方向とみられている一方、アウディとフェラーリは反対している。
パワーユニット諮問委員会で規則変更を成立させるには、5メーカー中4社に加え、FIAとFOMの賛成が必要な「スーパー・マジョリティ」が求められる。そのため、アウディとフェラーリが反対を維持する限り、現行ルールでは可決は困難な状況だ。
サインツの発言は、こうした膠着状態に対する苛立ちを示すものでもある。2026年レギュレーションでは電力依存の大きさが以前から課題視されており、2027年の修正案はフェルスタッペンの将来や各メーカーの開発戦略にも影響を及ぼすテーマとして注目を集めている。
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