2008年05月のF1情報を一覧表示します。
ルイス・ハミルトンの3ストップはブリヂストンタイヤを考慮
2008年5月12日

昨年のトルコGPでハミルトンは、タイヤのゴムが剥離するというトラブルを起こしている。今年のマシンでも、タイヤの安全面が懸念され、ブリヂストンからアドバイスがあった模様。ハミルトンは、ハード→ハード→ハード→ソフトの3ストップ戦略をとった。
ホンダ、KERS搭載マシンで初走行
2008年5月12日

2009年のレギュレーションからの導入が予定されているKERS(運動エネルギー回収システム)。大半のチームは、まだコンセプトを最終決定し、テスト装置でテストしている段階であるが、ホンダのチーム・プリンシパルであるロス・ブラウンは、ホンダが既にKERS搭載マシンをトラックでテストしたことを明らかにした。
ブリヂストン、「十分な耐久性を発揮した」
2008年5月12日

イスタンブール・パークで開催されたFIA F1世界選手権第5戦トルコGP決勝レースは、ミディアム・ミディアム・ハードのタイヤ戦略で戦ったフェリペ・マッサ(スクーデリア・フェラーリ・マールボロ)が3年連続でトルコGP優勝を飾った。
F1第5戦:トルコGP決勝 (ドライバーコメント)
2008年5月12日

2008 FORMULA 1 Petrol Osifi Turkish Grand Prix
1位 フェリペ・マッサ (フェラーリ)
「ここイスタンブールでハットトリックを達成できて素晴らしい気分だ。パスポートをもらう価値があるかもね!とてもタフなレースだったけど、チームは最高の仕事をしてくれたし、素晴らしいクルマを与えてくれた。ハミルトンが物凄いペースで近づいてきたときは、あまりリスクを冒さないようにした。彼が3ストップか確かではなかったけど、ピットは彼が軽い燃料で走っていると教えてくれた。それが明らかになったとき、僕たちは落ち着いたし、勝てるとわかった。僕のエンジニアのロブは、僕のペースを導いてくれたし、ルイスの前をキープして走るころができた。今日はハードタイヤのほうが巧く作用したかもしれないけど、週末を通してソフトタイヤは競争力があった。いずれにせよ、それほど違いはなかったよ。僕はこの勝利を二人に捧げたい。母の日だからお母さんに、そして、ステファノ・ドメニカリに。今日は彼の誕生日なんだ。」
2位 ルイス・ハミルトン (マクラーレン)
「今日のリザルトには興奮している。自分のこれまでのベストレースだと思っているくらいだ。いいレースとは、勝敗云々ではなく、自分自身の力を100パーセント引き出すことであり、今日はそれができたと確信している。レース前は、良くて5位だと思っていたので、2位表彰台という結果はボーナスにも等しい。昨日のパフォーマンスには満足していない。もしポールポジションを獲得できていたら、優勝も夢ではなかったからだ。今日はタイヤにある種の問題を抱えていたため、予防策として3ストップを採用した。チームは素晴らしい仕事をしてくれた。ピットストップもスムーズに進み、マシンバランスも非常に良かった。おかげでチームのスピリットを高く保つことができた。また、レース中はタイヤに問題は発生しなかった。一時はフェリペ(マッサ)をオーバーテイクすることができた。フェラーリとの差は明らかに縮まったと思う。次戦モナコが今から待ち遠しい」
3位 キミ・ライコネン (フェラーリ)
「僕にとっては困難な週末だったけど、6ポイントはないよりはましだ。スタートで僕はほとんどへ行きと並んだけど、そのあと彼は減速し、僕は大きな接触を避けるために、ブレーキをかけなければならなかった。僕たちはマシンのフロントウィングのエンドプレートがタメージを負うくらいの接触をした。あまり深刻な問題ではなかったけど、レースの助けにならなかったのことは確かだ。最初のソフトタイヤは非常にうまく作用したけど、2回目はあまり良くなかった。たぶんすぐにハードタイヤに変えればよかっただろうけど、あとから言うのは簡単なことだ。昨日のあまりよくない予選のあと、レースは上りで苦労するとわかった。これから僕たちはモナコGPに可能な限り良い準備を確実にしなければならない。そこでは2007年に苦労した。この冬、僕たちはこのトラックでわかった弱点に集中するためにマシンに多くの取り組みをした。今は十分に競争力があると思う」
フェラーリ:トルコGP マッサが優勝、ライコネンは3位
2008年5月12日

今週末、圧倒的な速さをみせ、ポールポジションからスタートしたフェリペ・マッサは、第2スティントで一度、戦略の異なるハミルトンにオーバーテイクされるも、第3スティントからは危なげない走りで見事優勝。マッサは、トルコGPで3年連続となるポール・トゥ・ウィンを果たした。
キミ・ライコネンは、オープニングラップの1コーナーでヘイキ・コバライネン(マクラーレン)と軽い接触をし、順位を落とすも、そこから追い上げをみせ、3位でフィニッシュした。
ホンダ:トルコGP バトン11位、バリチェロ14位
2008年5月12日

各ドライバー、タイヤの選択が分かれる中、今回のレースでF1参戦257回という最多記録を達成するバリチェロはソフト側のオプションタイヤ、バトンはハード側のプライムタイヤでスタートした。
トヨタ:トルコGP ヤルノ・トゥルーリは10位
2008年5月12日

8番手グリッドからスタートを切ったヤルノ・トゥルーリは、スタートで順位を落とし、その後、果敢に追い上げたものの、4戦連続の入賞は叶わず、10位でチェッカーを受けた。一方、昨日の予選で15番手となったティモ・グロックは、ワンストップ作戦を取り、上位進出を狙ったものの、13位でレースを終えた。
パナソニック・トヨタ・レーシングは次戦モナコGPで今回の雪辱を果たすべく、5月14日(水)から16日(金)まで、ポールリカールで行われるF1合同テストに参加する。
マクラーレン:トルコGP ハミルトンが2位表彰台
2008年5月12日

ルイス・ハミルトンは、トルコGPで3ストップ戦略を選択。優勝は果たせなかったが、マッサをオーバーテイクするなど、果敢な走りで2位表彰台を獲得した。
一方、自身初のフロントローからのスタートとなったヘイキ・コバライネンだったが、オープニングラップの1コーバーでキミ・ライコネン(フェラーリ)と接触。リアタイヤがスローパンクチャーを引き起こし、ピットストップをしなければならず、後方でのレースを余儀なくされた。
ルノー:トルコGP アロンソが6位入賞
2008年5月12日

7番手からのスタートとなったフェルナンド・アロンソは、オープニングラップで2つのポジションをあげる。その後、ライコネンに抜かれ、ピットストップでニック・ハイドフェルドに先行を許すも、それ以外は危なげないレース運びで6位でフィニッシュ。チームに貴重な3ポイントをもたらした。
一方、後方からのスタートとなったネルソン・ピケJr.にとっては苦しいレースとなったが、15位完走を遂げた。