KERS搭載マシンで初走行を行ったとされるホンダF1(画像)
ホンダは、KERSを搭載したマシンで初走行を行った最初のチームであるとみられている。

2009年のレギュレーションからの導入が予定されているKERS(運動エネルギー回収システム)。大半のチームは、まだコンセプトを最終決定し、テスト装置でテストしている段階であるが、ホンダのチーム・プリンシパルであるロス・ブラウンは、ホンダが既にKERS搭載マシンをトラックでテストしたことを明らかにした。

ロス・ブラウンは、トルコGPで新システムを搭載したマシンの走行予定の質問に対して、「我々は初めてそれをマシンで走らせた。あまり高いレベルではなかったが、それは作動した」と述べた。また、KERSを走らせた時期については明言を避け「最近」とだけ述べた。

各チームによって、今後数年にわたるKERS開発の財政的意義に対する議論がなされているが、9日夜、フォース・インディアのボス、ビジェイ・マリヤのクルーザー“インディアン・エンプレス”号で行われたパーティの場で、ほとんどチーム代表によってで長時間の会議が行われた。

ブラウンは、KERSを認めることは、F1にとって正しい方向であり、F1に関わる自動車メーカーにとって全体に関連性があるとしている。

「このテクノロジーの導入はかなり高価なので、いくつかの点でコスト削減に矛盾していることは理解できる。しかし我々のような自動車メーカーにとって、この技術は再び関連性を持つようになる、その点では価値のあることだ。」

「しかし、それに十分に価値のあるパフォーマンスを与えたいが、あまりパフォーマンスがありすぎると、それは必須になり、小さなチームは苦しむことになるのでバランスをとるのが難しい。バランスがどこにあるかはわからない。」

「どのくらいのバランスなのかを理解するために走らせ始める必要がある。そうすれば、より多くのアドバンテージの可能性を得るために、レギュレーションを拡大できるだろう。」

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カテゴリー: F1 / ホンダF1