ルイス・ハミルトン 愛犬ロスコー死去後の支援に感謝「共感と愛を感じた」
ルイス・ハミルトンは、愛犬ロスコーの死去後に受けた「圧倒的な」ほどの支援について語り、「ロスコーがどれほど多くの人に愛されていたかに胸を打たれた」と述べた。

ハミルトンは月曜日にSNSを通じて、ロスコーが前日の日曜夜に亡くなったことを発表。数日前には肺炎の治療を受けて入院し、昏睡状態にあることをファンに伝えていた。

訃報の発表後には世界中から多くのメッセージが寄せられ、シンガポールGP木曜メディアデーで、フェラーリの7度のワールドチャンピオンはその支援への感謝を口にした。

「世界中からの多くの人々の支援を見るのは素晴らしいことで、ロスコーがどれほど人々に影響を与え、意味を持っていたかを目の当たりにして圧倒された」とハミルトンは語った。

「僕が受け取った優しい言葉は本当に心を励ましてくれていて、とても感謝している。ペットを失ったことがある人なら、その痛みがどれほどか分かると思う。『悲しみは最後の愛の行為だ』という言葉を読んだことがあるけれど、今まさにそれを感じている」

ルイス・ハミルトン F1 ロスコー

悲しい出来事の中でどう前を向いて仕事に取り組むのかという質問に対して、ハミルトンはこう説明した。

「困難の中でネガティブにならないことを選ぶことだと思う。僕自身、たくさんのサポートを受けていて、それは本当に圧倒的なものだった。その支えを受け入れること、自分に悲しむ時間を与えること、そして毎日少しずつ良くなると自分に言い聞かせることが大事なんだ」

「つらい時期を過ごしながらも前向きな姿勢を育てようとしている。でも同じ経験をした多くの人と話もした。母も3か月前に犬を亡くしたし、友人も3週間前に犬を亡くしている。世界中の誰もがこうしたことを経験している。そして、この世界が比較的暗い時代にある中で、多くの共感があり、思いやりのある人々がいることを知るのは本当に美しいことだった」

「世界中には多くのネガティブなことがある。戦争も、紛争も、各国政府の問題も、人々の苦しみも。貧富の差も広がっている。でもこの小さな経験を通じて、多くの共感、愛、思いやりを持つ人々が存在することが分かった。正直なところ、それは人類に対する大きな希望を与えてくれた」

一方、シンガポールでのレースについては、フェラーリで初めて挑むこの舞台に前向きな姿勢を見せた。

「この週末を前にポジティブな気持ちでいる。僕はこのサーキットではこれまで概ね良い結果を出してきたし、夏休み以降はマシンの中で以前よりも調子が良くなってきていると感じている」

「結果にはまだそれが反映されていないけれど、必ず実を結ぶと思うし、それが今週末になることを願っている。フェラーリでこのサーキットを走るのは初めてだけど、バクーのような場所でのマシンの反応を考えれば、前戦よりも2歩くらい前から始められることを期待している」

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カテゴリー: F1 / ルイス・ハミルトン / スクーデリア・フェラーリ / F1シンガポールGP