ルイス・ハミルトンが2位表彰台を獲得(マクラーレン)
マクラーレンは、トルコGPでルイス・ハミルトンが2位、ヘイキ・コバライネンは12位だった。

ルイス・ハミルトンは、トルコGPで3ストップ戦略を選択。優勝は果たせなかったが、マッサをオーバーテイクするなど、果敢な走りで2位表彰台を獲得した。

一方、自身初のフロントローからのスタートとなったヘイキ・コバライネンだったが、オープニングラップの1コーバーでキミ・ライコネン(フェラーリ)と接触。リアタイヤがスローパンクチャーを引き起こし、ピットストップをしなければならず、後方でのレースを余儀なくされた。

ルイス・ハミルトン (2位)
「今日のリザルトには興奮している。自分のこれまでのベストレースだと思っているくらいだ。いいレースとは、勝敗云々ではなく、自分自身の力を100パーセント引き出すことであり、今日はそれができたと確信している。レース前は、良くて5位だと思っていたので、2位表彰台という結果はボーナスにも等しい。昨日のパフォーマンスには満足していない。もしポールポジションを獲得できていたら、優勝も夢ではなかったからだ。今日はタイヤにある種の問題を抱えていたため、予防策として3ストップを採用した。チームは素晴らしい仕事をしてくれた。ピットストップもスムーズに進み、マシンバランスも非常に良かった。おかげでチームのスピリットを高く保つことができた。また、レース中はタイヤに問題は発生しなかった。一時はフェリペ(マッサ)をオーバーテイクすることができた。フェラーリとの差は明らかに縮まったと思う。次戦モナコが今から待ち遠しい」

ヘイキ・コバライネン (12位)
「今日はラッキーとは言えない日だった。偶数グリッドはラインが汚れていたため、いいスタートが切れなかった。スタート直後にキミ(ライコネン)と軽く接触し、左リアタイヤにスローパンクチャーが発生した。当初はタイヤに損傷があったかどうか分からなかったが、セーフティカー導入中に空気圧が低下し、緊急ストップを余儀なくされた。あれでほぼすべてが終わってしまった。燃料負荷が高い状態でトラフィックを縫って順位を回復するのは至難の業だ。自分自身のベストは尽くしたものの、ポイントは獲得できなかった。時としてこういう結果になるものだが、ウィークエンドのパフォーマンスは概ね良く、何よりもコクピットに復帰できたことが嬉しい。レース中は一貫して速かったので、ポイント圏内でフィニッシュできなかったことが残念だ。だが、上向き調子でモナコを迎えることができる」

ロン・デニス
 「ルイス(ハミルトン)のタイヤにある種の懸念があったため、3ストップ戦略を選択したのだが、彼はその戦略を最大限に活かす印象的なパフォーマンスを見せてくれた。その結果、2位、8ポイントというリザルトを得て、キミ(ライコネン)との差を7ポイントに縮めることに成功した。一方のヘイキは、オープニングラップの第1コーナーでキミと接触し、左リアタイヤがパンクしてしまった。このため、ピットレーンが開放された直後に緊急ピットインを行い、タイヤを交換するとともに燃料を補給した。その後は一貫して力強いドライビングを披露した。パンクさえなかったら、上位入賞は確実だったと思う。また、主要ライバルとの差は確実に縮まっており、伝統のモナコを前にチームの士気は大いに高まっている」

ノルベルト・ハウグ
 「非常にエキサイティングなレースであり、ファンにとっても見どころの多い1戦となった。ルイスには非常にアグレッシブな戦略を採用し、最良の結果まであと一歩に迫った。ルイスは、レース運び、スピードとも素晴らしかった。現代フォーミュラワンでは、サーキット上の戦いで首位が入れ替わることは稀であり、ルイスのオーバーテイクは会場の観客のみならず、TVで観戦していたファンをも大いに喜ばせたと確信する。オープニングラップの第1コーナーでキミがヘイキに接触した結果、ヘイキはタイヤにダメージを受け、緊急ストップを強いられた。おかげで彼は表彰台の可能性を失ってしまった。今後もハードワークを継続し、2週間後のシーズンハイライト、モナコで最良の結果が出せるよう努力する」

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カテゴリー: F1 / マクラーレンF1チーム / ルイス・ハミルトン