2008年 F1トルコGP決勝 ドライバーコメント
2008 FORMULA 1 Petrol Osifi Turkish Grand Prix

1位 フェリペ・マッサ (フェラーリ)
「ここイスタンブールでハットトリックを達成できて素晴らしい気分だ。パスポートをもらう価値があるかもね!とてもタフなレースだったけど、チームは最高の仕事をしてくれたし、素晴らしいクルマを与えてくれた。ハミルトンが物凄いペースで近づいてきたときは、あまりリスクを冒さないようにした。彼が3ストップか確かではなかったけど、ピットは彼が軽い燃料で走っていると教えてくれた。それが明らかになったとき、僕たちは落ち着いたし、勝てるとわかった。僕のエンジニアのロブは、僕のペースを導いてくれたし、ルイスの前をキープして走るころができた。今日はハードタイヤのほうが巧く作用したかもしれないけど、週末を通してソフトタイヤは競争力があった。いずれにせよ、それほど違いはなかったよ。僕はこの勝利を二人に捧げたい。母の日だからお母さんに、そして、ステファノ・ドメニカリに。今日は彼の誕生日なんだ。」

2位 ルイス・ハミルトン (マクラーレン)
「今日のリザルトには興奮している。自分のこれまでのベストレースだと思っているくらいだ。いいレースとは、勝敗云々ではなく、自分自身の力を100パーセント引き出すことであり、今日はそれができたと確信している。レース前は、良くて5位だと思っていたので、2位表彰台という結果はボーナスにも等しい。昨日のパフォーマンスには満足していない。もしポールポジションを獲得できていたら、優勝も夢ではなかったからだ。今日はタイヤにある種の問題を抱えていたため、予防策として3ストップを採用した。チームは素晴らしい仕事をしてくれた。ピットストップもスムーズに進み、マシンバランスも非常に良かった。おかげでチームのスピリットを高く保つことができた。また、レース中はタイヤに問題は発生しなかった。一時はフェリペ(マッサ)をオーバーテイクすることができた。フェラーリとの差は明らかに縮まったと思う。次戦モナコが今から待ち遠しい」

3位 キミ・ライコネン (フェラーリ)
「僕にとっては困難な週末だったけど、6ポイントはないよりはましだ。スタートで僕はほとんどへ行きと並んだけど、そのあと彼は減速し、僕は大きな接触を避けるために、ブレーキをかけなければならなかった。僕たちはマシンのフロントウィングのエンドプレートがタメージを負うくらいの接触をした。あまり深刻な問題ではなかったけど、レースの助けにならなかったのことは確かだ。最初のソフトタイヤは非常にうまく作用したけど、2回目はあまり良くなかった。たぶんすぐにハードタイヤに変えればよかっただろうけど、あとから言うのは簡単なことだ。昨日のあまりよくない予選のあと、レースは上りで苦労するとわかった。これから僕たちはモナコGPに可能な限り良い準備を確実にしなければならない。そこでは2007年に苦労した。この冬、僕たちはこのトラックでわかった弱点に集中するためにマシンに多くの取り組みをした。今は十分に競争力があると思う」

4位 ロバート・クビサ (BMW)
「今日のマシンのペースは、昨日のQ3より良かった。マシンのバランスには満足できた。僕は良いスタートをきって、なんとか2つポジションをあげた。そのあとはライコネンとのレースになったけど、彼はピットが遅く、ピットストップで僕を抜いた。それからは、僕の前の3人より少し遅かったけど、残りの集団よりは早かった。今日はこれが最大限だった。」

5位 ニック・ハイドフェルド (BMW)
「この結果は9番グリッドから望んだものだ。5位フィニッシュは今日達成できるベストだった。スタートでヤルノ・トゥルーリをオーバーテイクしたかったし、それができた。それから僕はピットストップでもう2つポジションをあげた。最初のスティントのあとは、やや孤独なレースになった。最後はエンジンの回転を落とすことさえできた。」

6位 フェルナンド・アロンソ (ルノー)
「僕たちは今週末速さがあったし、今日は貴重なポイントを獲得した。僕たちの最近の進歩を確認できたし、チームのみんなの懸命な作業に感謝したい。僕は良いスタートをきった。それは力強いレースのために重要だったし、その後は全てがスムーズにいった。僕たちは良い戦略があった。マシンのバランスも良かったし、タイヤも問題なかった。だから満足しているよ。今、僕たちはトップチームに追いつくために懸命に作業を続けなければならない。でも状態は良いね。」

7位 マーク・ウェバー (レッドブル)
「2ポイント獲得できてハッピーだが、最高にエキサイティングなレースだったとは言えない。フェルナンド(アロンソ)に付いていくのが精一杯だった。でも、今日のぼくたちにとっては彼は少し強すぎたので、それも容易なことではなかった。もう少し彼と戦えるようなコンディションだったら良かったけどね。ロズベルグ(ニコ)は怖い存在ではなかったので、最終スティントは少しスピードを緩めた。金曜日のクラッシュの後でクルマに手を加えていたこともあったので、またポイントを獲得できたのはチームにとっても嬉しいことだった。でも、もうポイント獲得だけでは喜んでいられない。もっと上を目指して戦いたい。しかし、もうすでに昨年のトータル獲得ポイントと同ポイントなので、順調だと言えるだろう」

8位 ニコ・ロズベルグ (ウィリアムズ)
「結果には満足している。ハイドフェルドと並んで、彼がワイドになったときに多くを失ってしまったけど、最初のラップは良かった。彼が僕がそこにいるのに気付いてなかったから、僕はコースオフせざるを得なかった。戻ったとき、僕は集団の中にいたけど、ターン3の外側でクルサードとトゥルーリをパスした。全てのラップで全力を尽くしたし、今日は僕にとって素晴らしいレースになった。次の2レースを楽しみにしているよ。伝統的に僕たちのマシンが合っているからね。」

9位 デビッド・クルサード (レッドブル)
「今日はギリギリでポイントに届かず悔しかったが、クルマを見回してもダメージはないので誰とも接触せずにレースを完走できたようだよ!ぼくは全力でレースを戦った。2回目のピットストップの直前に0.5秒落とし、ニコ(ロズベルグ)のすぐ後ろでレースに戻った。おそらくこれが結果を左右する決定的な要因だったと思う。チームの戦略は良かったが、あとほんの僅かなスピードをクルマから絞り出すことができなかった。アンダーステアが少しあってドライバビリティも良くなかったので、思ったようにアクセルを踏み込むことができず、1周につき0.1秒のタイムロスに繋がった」

10位 ヤルノ・トゥルーリ (トヨタ)
「私のレースはスタートで台無しになってしまった。第1コーナーで小さな混乱があり、その際、他の車にタッチされたらしく、順位を3つ落してしまった。 結局、その後順位を取り戻すことが出来ず、1周目の出来事で私のレースは決まってしまった。 最初の周回から最後の周回まで、クルサードを追い越すためにプッシュし続けたたんだけどね。我々2人はとても接近してレースをしていた。しかしながら、両車が車2台分の距離まで近づくと、車はグリップを失ってまた離れていってしまうんだ。このレース中、可能な限りプッシュし続けたが、今日はここまでやるのが精一杯だった。」

11位 ジェンソン・バトン (ホンダ)
「なんとかスタートポジションから少し順位を上げることができたが、僕らにとっては残念なレースだった。スタートはよく、1周目はすばらしいラップだった。しかし、レース中のペースは期待したほどではなかった。最初のスティントではブレーキのオーバーヒートのため、フロントタイヤに問題が生じ、ややタイムを落とした。そこで戦略を変更して1ストップにしたのだが、それがとてもうまくいった。残念ながら、ここでは燃料搭載量の影響が非常に大きかったため、2ストップ作戦を取るペースの速いクルマを抑え込むことは難しかった。これから再びポイント獲得を目指すために、さらなる進歩が必要だ」

12位 ヘイキ・コバライネン (マクラーレン)
「今日はラッキーとは言えない日だった。偶数グリッドはラインが汚れていたため、いいスタートが切れなかった。スタート直後にキミ(ライコネン)と軽く接触し、左リアタイヤにスローパンクチャーが発生した。当初はタイヤに損傷があったかどうか分からなかったが、セーフティカー導入中に空気圧が低下し、緊急ストップを余儀なくされた。あれでほぼすべてが終わってしまった。燃料負荷が高い状態でトラフィックを縫って順位を回復するのは至難の業だ。自分自身のベストは尽くしたものの、ポイントは獲得できなかった。時としてこういう結果になるものだが、ウィークエンドのパフォーマンスは概ね良く、何よりもコクピットに復帰できたことが嬉しい。レース中は一貫して速かったので、ポイント圏内でフィニッシュできなかったことが残念だ。だが、上向き調子でモナコを迎えることができる」

13位 ティモ・グロック (トヨタ)
「今日のペースは、それほど悪くはなかったのだけれど、トラフィックによってレースは台無しになってしまった。スタートが遅れてしまい、フィジケラと中嶋の事故を避けなければならなかった。最初のスティントでは、私はバリチェロの後方を走っていて、彼より速かったのだけれど、追い抜くことはできなかった。ピットストップの後にバトンはソフトタイヤを履いていた。一方、私の車はハードタイヤを履いていて、それが功を奏して車に良いパフォーマンスを与えてくれた。しかし残念なことに、その段階で私は先頭集団に一周抜かれており、より速い彼らのために青旗が振られる事で、さらにチャレンジしていくことは難しくなってしまった。レースの間中、前にいた車より良いペースで走っていたのだけれど、それを結果として示すことができずに、不本意な成績に終わってしまった。」

14位 ルーベンス・バリチェロ (ホンダ)
「今日は、僕らには戦うための十分な速さがなく、マシンのパフォーマンスも足りず、残念なレースだった。第1スティントでアンダーステアが出て、トラフィックにもひっかかってしまったので、予定より少し早くピットストップを行い、スペースのあるところに出ようと試みた。そのあとは、最後まで特に何も起こらなかった。次の2回のテストで懸命に作業し、ペースを上げていかなければならない」

15位 ネルソン・ピケJr. (ルノー)
「今日のパフォーマンスには満足している。レースは悪いスタートだった。スタートで事故を避けなければならなかったし、それに妨げられた。その後は作戦に従い、ポジションをあげるようトライした。最も重要なことは、レースをフィニッシュしたことだし、より経験を積むことができた。もう少し上位でフィニッシュしたかったけど、僕の週末は昨日の予選で決まってしまったと思う。今週末に学んだことを最大限に活用して、次のモナコGPに備えたい。エキサイティングなレースになるだろうね。」

16位 エイドリアン・スーティル (フォース・インディア)
「スタートの後、ジャンカルロ(・フィジケラ)がまっすぐ中嶋を越えていくのを見えて、トラックに破片があった。それによって、ターン3とターン4には多くのマシンがいた。ターン5を通過するときに他のドライバーが僕に接触し、フロントウィングにダメージを負ってしまい、ノーズコーンを変えに行かなければならなかった。運よくセーフティカーが出て、あまりタイムを失わずに済んだ。レースの間、バランスは完璧ではなったし、アンダーステアが多くてどうしようもできなかった。でも、ミドルスティントは良くて、前のグループに追いついた。レースの最後で僕はベッテルを抑えることができたから、少なくとも1ポジションは得られた。」

17位 セバスチャン・ベッテル (トロ・ロッソ)
「良いスタートを切ることができたが、その後突然、左リヤ・タイヤがパンクしたために、すぐにピットインしなければならなかった。その次は1回目のピットストップで燃料リグのトラブルで給油できなかったので、またすぐにピットに戻らなければならなかった。そこから厳しいレース展開になってしまった。あれ以上のレースは無理だったが、少なくともチェッカーフラッグは見ることができたよ!」

--位 セバスチャン・ブルデー (トロ・ロッソ)
「車体後部の何かが壊れた。まだ、それが何だったのかは分からない。ターン12のエントリーはいつものポイントでブレーキングした。するとクルマが横滑りして、クルマの右リヤのコーナーが落ちるのを感じたと思ったらスピンしていた。それまではかなり順調だったので残念だ。前のトヨタを追いながら、ルノーを後ろに抑えている状況だった。もちろん、燃料補給の際のトラブルも助けにはならなかった」

--位 中嶋一貴 (ウィリアムズ)
「何が起こったかわからなかった。僕はただ前に続いて最初のコーナーに入っていった。僕はラインを変えなかったし、突然後ろから追突された。問題を解決して、戻れるチャンスがあると思ったのでガレージへ戻ったけど、マシンはあまりにダメージがあり、リタイアしなければならなかった。金曜日のロングランのペースは良かったし、レースでもペースを期待していたし、今日の午後ここで巧くやれると思っていたから、本当に残念だ。」

--位 ジャンカルロ・フィジケラ (フォース・インディア)
「良いスタートだったけど、その後、ブレーキング時にボーデが2度方向を変えて、僕はきちんとブレーキができず、ウィリアムズの後ろに行ってしまった。既にモナコを楽しみにしている。好きなトラックだし、いくつか良い結果を残している。この結果は忘れて、次のレースに集中しなければならない」

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カテゴリー: F1 / F1レース結果