F1アメリカGP 予選:トップ10ドライバーコメント

予選は、マックス・フェルスタッペン(レッドブル・レーシング)が圧巻の走りでポールポジションを獲得。スプリントレースに続き週末2度目の首位を飾り、完璧な土曜日を締めくくった。
2番手のランド・ノリス(マクラーレン)は僅差で届かず、3番手にはフェラーリのシャルル・ルクレールが続いた。中団では、メルセデス勢が強力な存在感を発揮。ジョージ・ラッセルとアンドレア・キミ・アントネッリがそれぞれ4番手と7番手に入り、両者とも表彰台を視野に入れる好位置につけた。
1番手:マックス・フェルスタッペン(レッドブル)
「今日は本当にいい土曜日だった。スプリントでもいい勝ち方ができたし、クルマのバランスをさらに最適化するために予選前にいくつか変更を加えたけど、それがしっかりと機能してくれた。Q3の最後のアタックには数秒届かなかったけど、最初のラップが十分だったね。明日も強いレースができるといい。タイヤのマネジメントが鍵になると思うし、気温も風向きも変わるから、バランスに影響が出るはず。でもその変化が僕たちにとってプラスになると期待している。全体として素晴らしい一日だったし、みんながハードワークを続けてくれているおかげで、パフォーマンスを常に引き出せている。最近のレースはとても強い内容だから、明日が楽しみだ」
2番手:ランド・ノリス(マクラーレン)
「スプリントで走れなかった分、予選は少し難しかった。コンディションの変化も影響したけど、自分のラップも完璧じゃなかった。それでもP2なら悪くない結果だよ。チームは素晴らしい仕事をしてくれた。クルマをしっかり直してくれたメカニックたちに感謝している。ロングランデータは少ないけど、僕たちは通常レースペースのほうがいいから、明日は現実的にチャンスを狙いたいね」
3番手:シャルル・ルクレール(フェラーリ)
「スプリントでは昨日よりもずっといい感触があった。全体的なペースも良かったね。ただターン5でミスをして、ルイスに抜かれてしまった。その後はペースを取り戻すのが難しかった。予選ではすべてをまとめることができて、結果に驚いたよ。週末の序盤はかなり厳しかったからね。P3スタートは悪くない。たくさんのことを学べたし、それを午後に活かせた。明日はいいスタートを切って前で戦いたい」
4番手:ジョージ・ラッセル(メルセデス)
「フロントローまで0.026秒差だったから、正直ちょっと悔しいね。でもP4も悪くはない。ラップ自体には満足しているし、クルマのポテンシャルをしっかり引き出せたと思う。明日は風向きが180度変わるらしいから、レースは面白くなるはず。マクラーレンとフェルスタッペンは速いと思うけど、僕たちも表彰台を狙えると思う。コンストラクターズ2位争いは接戦だから、1ポイントでも多く持ち帰りたい」
5番手:ルイス・ハミルトン(フェラーリ)
「今日は全体的にポジティブだった。スプリントではいいペースを見せられたし、最後のセーフティカーがなければもっと上を狙えたかもしれない。予選も昨日よりかなり改善された。クルマの感触が良くなって、全体を通して安定していた。明日は戦略が重要になるけど、上位スタートからしっかり戦えると思う。ここオースティンは大好きなサーキットだし、ファンの声援に応えたい」

6番手:オスカー・ピアストリ(マクラーレン)
「今日は厳しい一日だった。スプリントでは残念ながらリタイアになってしまったし、チームには本当に感謝している。予選は昨日より難しかった。クルマにあまりフィーリングが合わず、全体的にうまくまとめられなかった。とはいえ、レースは長いし何が起きるか分からない。前に出るチャンスを掴みたい」
7番手:アンドレア・キミ・アントネッリ(メルセデス)
「正直、P7は少し残念だね。Q3の2回とも完璧なラップができなかった。風が強くて一貫性がなかったし、Q2の終盤から難しくなった。でもレースに向けては前向きだ。風が変わることでバランスに影響があると思うけど、クルマは決勝重視のセットアップにしてある。スプリントのペースも良かったし、明日はポジションを上げたい」
8番手:オリバー・ベアマン(ハースF1チーム)
「スプリントでは本当によく走れていたのに、ペナルティで最後尾に落ちたのは残念だった。自分では正当な防御だったと思うけど、受け入れるしかない。予選は本当に誇らしい結果だよ。新しいアップグレードを入れてから学ぶ時間が短かったけど、Q3まで行けていいラップをまとめられた。クルマのフィーリングは良く、チームのみんなに感謝している」
9番手:カルロス・サインツJr.(ウィリアムズ)
「今日もいい一日だった。クルマの感触も良く、ラップもすべてクリーンにまとめられた。最後のQ3では風が強くなって少し難しかったけど、全体的に満足している。レースペースに自信があるから、明日は前を狙っていく。ファンの応援に応えたいね」
10番手:フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン)
「この週末はクルマの感触がずっと良くて、Q3に進めてうれしい。スプリントではターン1で接触があって残念だったけど、予選で挽回できた。Q3の最後はアウトラップがうまくいかず、タイヤの状態がベストじゃなかったけど、P10は悪くない。明日は気温が高く、タイヤマネジメントが鍵になるだろう。ポイントを狙う」
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