フェラーリF1、ルイス・ハミルトン担当エンジニアの変更を検討

バスールは、アダミが来季もハミルトンの担当として残るのかという質問に対し、次のように答えた。
「我々はすべての選択肢を評価している。」
2025年シーズンを通じて、ハミルトンとアダミの関係はしばしば注目を集めた。無線での緊張感あるやり取りや意思疎通の食い違いが何度も話題となり、その音声クリップが拡散されたことも少なくなかった。
その背景には、ハミルトンがF1キャリアで初めてシーズン中に一度も表彰台に立てなかったという厳しい現実があった。ドライバーズランキングではチームメイトのシャルル・ルクレールに86ポイント差をつけられる結果となっている。
フェラーリとハミルトンは、2008年以降タイトルから遠ざかっているチームの状況を立て直すべく、2026年に向けて大きなプレッシャーの中にある。期待と高揚感に包まれて始まった両者の最初のシーズンは、現実には厳しいものとなり、マシン「SF-25」も期待通りの性能を示せなかった。

バスールは、RacingNews365を含むメディアに対し、改善に向けて必要なことについて次のように語っている。
「我々は一つひとつのポイントに取り組まなければならない。正直なところ、これはマインドセットの問題でもあり、お互いを理解することの問題でもある。今回はガレージの片側の話をしている。この場合はルイスの側だ。シャルルとは我々は互いをよく理解している。」
「しかしこのケースでは、彼が正確に何を必要としているのか、何を望んでいるのかを理解することが重要だ。そして彼にとっても、私にとっても、互いに何をしたいのかを正確に理解する必要がある。」
フェラーリは、2026年に向けて体制面も含めた見直しを進める構えであり、ルイス・ハミルトン側のピットウォールにどのような判断が下されるのかが注目される。
カテゴリー: F1 / スクーデリア・フェラーリ / ルイス・ハミルトン
