2023年 F1アメリカGP 予選:ドライバーコメント(トップ10)
2023年F1第19戦アメリカGPの予選でトップ10入りしたドライバーのコメント。

ポールポジションを獲得したのはスクーデリア・フェラーリのシャルル・ルクレール。1分34秒723のベストタイムをマークし、フェラーリとの100戦目となるメモリアルな週末に今季3回目、通算21回目のポールポジションを獲得した。COTAでは初ポールとなる。

2番手は0.130秒差でランド・ノリス(マクラーレン)、3番手には0.139秒ルイス・ハミルトン(メルセデス)が続くという僅差の戦いとなった。マックス・フェルスタッペン(レッドブル)はQ3最後のアタックで一瞬トップに立ったが、その後、ターン19のトラックミット違反でタイムを抹消され、6番手に沈んだ。

1番手:シャルル・ルクレール(フェラーリ)
「スプリント・ウィークエンドでは、FP1からうまくやることが重要だ。チームとしてマシンを準備するために素晴らしい仕事をしたし、予選のすべての段階でスタートから気持ちよく走ることができた。このコースでのレースは大好きだし、この街の雰囲気も素晴らしい。明日はまたゼロからのスタートで、1日中スプリントに費やされることになるけれど、今は日曜日のためにこのポールポジションを楽しむことができる」

2番手:ランド・ノリス(マクラーレン)
「2番手にはとても満足している。クルマのペースは素晴らしく、日曜日にフロントローに並ぶために良いラップを刻むことができた。もう少しあったかもしれないけど、シャルル(・ルクレール)もきっとそう思っているだろうし、全体的には予選には満足している。明日は良い結果と重要なポイントを獲得するチャンスがあるので、今はそこに焦点を当てて、スプリントでまた良い成績を収めることを目指す」

3番手:ルイス・ハミルトン(メルセデス)
「ファクトリーのみんなには本当に感謝している。彼らはマシンを改善するために懸命にプッシュしてくれて、今週末はフロントに一歩近づくことができた。そのためにみんなが全力を尽くしてくれていることは知っているし、その努力には感謝している。残念ながら、今日は上位に食い込むことはできなかったけれど、明日はもうひと頑張りしたい。アメリカにいるのは大好きだ!とても美しい国だし、このサーキットは本当に素晴らしい。間違いなく僕のお気に入りのひとつだ。伝説的なレイアウトで、バンピーだし、どのドライバーもとてもトリッキーだと感じている。どのセクションもすごいチャレンジだ。明日はまた1位争いができることを願っている。ベストを尽くすつもりだし、この観衆がいれば何でも可能だと思う」

4番手:カルロス・サインツ(フェラーリ)
「悪くない予選だった。最終セクターで少し苦労したので、明日はそこを改善したい。残りのラップはまずまずの感触だったし、調子は悪くないと思う。シャルルのポール獲得を祝福する。週末を通して良いポイントを獲得できるように頑張る」

5番手:ジョージ・ラッセル(メルセデス)
「本当にチャレンジング一日だった。ペースが上がなかったけど、その原因はわからない。アップデートによって改善されたことは間違いなく感じているけど、不思議な金曜日だった。それはドライバーである僕の責任だ。自分が思っているほど速く走れなかった原因を突き止めなければならない。Q3進出を逃しそうな状況もあったので、5位という結果には満足している。最終ラップはそれなりに頑張ったけど、ターン1で小さなミスを犯してしまい、そのせいでひとつポジションを落としてしまった。明日に目を向けると、勇気づけられる。カタールを除けば、土曜日の午前中に行われるスプリント・シュートアウトは僕たちにとって良い傾向にある。このようなポジティブな面をすべて受け止めて、今夜はもっとペースを上げていきたい」

6番手:マックス・フェルスタッペン(レッドブル)
「1コーナーでミスをしたので、残りのラップはできる限りプッシュしなくてはならなかった。19コーナーはギリギリだとわかっていたけど、トラックリミット違反をとられ、タイム抹消となってしまい残念だった。アンダーステアだったわけでもなく、コーナーを最大限に攻めた結果だった。限界まで攻めるとその分マージンは少なくなってしまう。予選結果は残念だったけど、決勝がよりおもしろくなると思う。今は明日のスプリントで、そして日曜日の決勝でも勝てるように気持ちを切り替える。長いレースウイークなのでなにが起こるかわからないけど、楽しみたいと思う」

7番手:ピエール・ガスリー(アルピーヌ)
「僕たちにとって良い予選だったし、カタールに続いて2回連続のQ3進出だ。今日のパフォーマンスには本当に満足しているし、一日の始まりからクルマの感触はとても良かった。プラクティスが1回しかないスプリント・ウィークエンドでは重要なことだ。プラクティスと予選の間にいくつか改善できたし、そこからはすべてがうまくいった。何台かのマシンの差はコンマ1秒未満という微妙なものだったし、Q3のラップからほとんどすべてを引き出せたと思う。上位争いができるのは素晴らしいことだ。明日はスプリントだ。同じような展開を目指して、ポイント獲得争いに加わっていきたい」

8番手:エステバン・オコン(アルピーヌ)
「今日はおそらく、もう少し上の順位にいたはずだが、それでも日曜日のレースに向けては、ポイント争いができる絶好のスタートポジションにつけている。今日は忙しいフリープラクティスから始まったけど、問題なくプログラムをこなすことができた。予選に間に合うように素早く状況を変えることができたし、チームも素晴らしい仕事をしてくれた。今はスプリント・シュートアウトとポイントが懸かるスプリント・レースに集中している。この勢いを土曜日に持ち込むことが重要だ」

9番手:セルジオ・ペレス(レッドブル)
「今日は簡単にはいかない日だった。低速から高速まで、特に低速時のマシンのバランスに苦戦した。いくつか変更も行ったけど、思ったとおりには作用しなかったようだ。予選は接戦で、コンマ1秒がこの結果を大きく変えてしまうほどだったけど、僕たちはうまくいかなかった。明日のスプリントシュートアウトはポイントを獲得できることを願っている。明日は風が強くなりそうなので、コンディションが今日とは少し変わりそうだ」

10番手:オスカー・ピアストリ(マクラーレン)
「ベストな予選ではなかった。マシンのペースはとても良かったけど、それに合わせ込むことができなかった。明日また頑張る。ペースはかなりしっかりしているので、ミスを省けば、明日のスプリント・シュートアウトではもっといい結果を残せるはずだ」

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カテゴリー: F1 / F1アメリカGP / F1ドライバー