アルファタウリ・ホンダF1 「中団で戦えることを示したポジティブな結果」 / F1スペインGP 結果
アルファタウリ・ホンダF1の車両パフォーマンス責任者を務めるギヨーム・デゾテウスが2020年のF1世界選手権 第6戦 F1スペインGPの決勝レースを振り返った。

10番グリッドからスタートしたピエール・ガスリーは、アレクサンダー・アルボンの直後でレースを進める形となり、ポイント獲得を果たした。

21周目にミディアムタイヤに履き替えると、43周目に再度ピットインして再びミディアムタイヤへ交換。そこで僅差の集団の中に戻ることとなり、そのままアルボンに続く9位でチェッカーフラッグを受けた。

ダニール・クビアトは、12番手からのスタートだったが、チームはペースが優勢と見てソフトタイヤでのスタートを選択。ガスリーと同じ21周目に、チームはダブルピットストップを難なくこなすと、クビアトはそこからロングスティントを走行してポイント圏内を走行。46周目に2度目のピットストップを行ったが、その直後にブルーフラッグを無視したとして5秒加算のペナルティーを科される。クビアトは10位から約6.7秒差の12位で完走。ポイントまであとわずかな位置でレースを終えた。

「今日の非常に暑いコンディションでは2ストップ戦略が好まれたが、何台かは1ストップを機能させていた」とギヨーム・デゾテウスは振り返る。

「ピエールに関しては、第1スティントは強力だった。ルクレールを何とか抑え、サインツとのギャップを維持していた。ブレーキとタイヤが高温側にあったので、少しマシンを管理する必要があった。ミディアムタイヤが2セットあったのでグロージャンをクリアしてすぐに彼をピットに入れ、タイヤのアドバンテージを生かそうとした。残念ながら、ピエールは第2スティント全体でトラフィックのなかを入り、アルボンとノリスとともにトレインに引っかかってしまった。最後のスティントもとても似たようなものだったが、ベッテルは抜けると思っていた。彼は1ストップを機能させようとしており、かなりタイムを失っていたからね。全体的にピエールサイドのガレージの力強い週末に報いるポイントを獲得できた」

「ダニールのレースはもっと複雑だった。彼は第1スティントの最後にポジションを失い始めていたので、ミディアムタイヤに交換するためにピットに入れることを決断した。第2スティントは問題なかったが、1ストップのリカルドを倒すには十分ではなかった。レースの最後の部分では非常に接近していたが、リーダーたちが迫ってきたことで後退し、再び攻撃しなければならなかった」

「週末全体にわたって競争力のあるパフォーマンスを示していたので、当然、もっと多くのポイントを獲得したかったが、全体的にポジティブな結果であり、我々は強力なミッドフィールドのコンテンダーであることが確認できた。良い勢いを維持し、ライバルに対する優位性を高めるために懸命に作業を続けていく」

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カテゴリー: F1 / スクーデリア・アルファタウリ / ホンダF1 / F1スペインGP