アレクサンダー・アルボン F1イギリスGP決勝「リスクと安全のバランス取れた」

予選では思うようなポジションを得られなかったが、決勝ではリスクと安全性をバランスよく取る判断を貫き、雨とドライが入り混じる難コンディションを巧みに乗り切った。レース終盤には再びペースを引き上げ、最終ラップではアストンマーティンのフェルナンド・アロンソを抜いてポジションを上げた。
「今日はいいレースができたと思う。リスクと安全のバランスが取れていたし、昨日の難しい内容からしっかり立て直せたのがうれしい。終盤はすごくリズムよく走れて、アロンソを最終ラップで抜けたのもよかった。こういうコンディションはすごく好きだし、レーシングラインが狭くて少しのミスも許されない状況で走るのは楽しい」とアルボンは振り返った。

この走りに対し、チーム代表のジェームス・ボウルズも高く評価している。
「アレックスは終盤で素晴らしいペースを見せてくれた。序盤はウェット寄りのセットアップが合わず苦戦していたが、チームとして適切なタイミングでスリックに戻した判断が功を奏した。終盤にアストンマーティン勢を追い抜いたのは、彼のタイヤマネジメントとレース感覚によるものだ。カルロス(サインツJr.)については不運なアクシデントだったが、今回のレースで得たデータと手応えは今後のレースに必ずつながる」
カテゴリー: F1 / アレクサンダー・アルボン / ウィリアムズ・レーシング