角田裕毅 F1ハンガリーGP予選Q1敗退にメキース「単純にRB21の性能不足」
角田裕毅は、2025年F1第14戦ハンガリーGP予選でQ1で敗退して16番手に終わった。わずか0.024秒差でQ2進出を逃す悔しい結果となったが、レッドブル・レーシングのチーム代表のローラン・メキースは「ドライバーのせいではない」と語っている。

マックス・フェルスタッペンもグリップ不足に苦しみながら8番手に留まり、チームとして難しい予選セッションとなった。ローラン・メキースは予選後、今週末の苦戦を振り返りながら、角田裕毅の健闘を称えた。

「今週末はここまで理想的とは言えない展開が続いていて、予選もその延長線上だった。我々はグリップ不足に悩まされており、フリー走行の時点からずっとこの問題を抱えていた」

「マックスと裕毅の両方のマシンでさまざまなトライを重ねてきたが、正直に言ってドライバーたちが望んでいる状態にはできなかった。つまり、我々が彼らに必要なマシンを提供できなかったということだ」

「Q1での裕毅は、わずか数百分の数秒差で敗退した。2回のアタックともマックスにかなり近いタイムだったし、彼自身はミスなく走り切った。だが、今日は単純にマシンの性能が足りなかった」

角田裕毅 レッドブル・レーシング ハンガリーグランプリ角田裕毅はQ1敗退、チーム代表メキースは「マシンの性能が足りなかった」と振り返る

また、予選Q3に進出したフェルスタッペンの8番手という結果についても「今の我々の実力を如実に表している」と語った。

「マックスがQ3に進んだのは素晴らしかったが、どちらかというと頑張ってこの順位にこぎつけたという印象で、残念ながら上位争いに絡めるような状況ではなかった」

「パフォーマンスを引き出すには、我々がまだ多くの作業をこなす必要がある。ただ、こうした困難な日から学ぶことは非常に多い。明日はコンディションも大きく変わる可能性があるし、諦めずに戦い続ける」

さらにメキースは、2025年仕様のハンガロリンクについても言及。大規模な改修により生まれ変わったサーキット環境を称賛した。

「今年のハンガロリンクは本当に素晴らしい。新しいピットビルやグランドスタンド、全体的な設備の刷新など、たった1年でこれだけの変貌を遂げたのは驚きだ。レースにふさわしい、素晴らしい舞台になった」

角田裕毅とフェルスタッペンの奮闘にもかかわらず、課題が山積する中で迎える決勝。レッドブル・レーシングは、変化しやすいハンガロリンクの天候を味方につけ、巻き返しを狙う。

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カテゴリー: F1 / 角田裕毅 / レッドブル・レーシング / F1ハンガリーGP