角田裕毅が10位入賞 レッドブルF1マルコ「大幅な修復作業に応える走り」

フェルスタッペンは決勝スタート直後、ターン1でポールシッターのオスカー・ピアストリをアウト側から豪快に抜き去り、そのままレースを完全にコントロール。
ピット戦略とタイヤマネジメントでもマクラーレン勢を圧倒し、一時は18秒近いリードを築いていた。しかし、終盤にセーフティカーが導入されたことで状況は一変。マクラーレン勢に再接近される形となり、チームも一時は緊張を強いられたという。
「アップデートの効果はようやく本格的に現れた。タイヤの摩耗に関しても、我々はマクラーレンと同等か、それ以上だった」とマルコはSky Deutschlandに語った。
「マックスは淡々とラップを刻んでいたが、終盤にセーフティカーが出て、それまで築いていた18秒のリードが消えてしまった。その瞬間は少しナーバスになったが、リスタート後も見事に引き離してくれた」
この勝利でフェルスタッペンは今季2勝目、そしてイモラでの4年連続優勝を達成。レッドブルにとってもF1参戦400戦目を飾るにふさわしい結果となった。

角田裕毅も貢献「素晴らしい走りだった」
またマルコは、角田裕毅の力走にも言及。予選Q1での激しいクラッシュによりスペアシャシーでの出走を強いられた角田だったが、最後尾のピットレーンスタートから挽回し、10位入賞を果たした。
「角田も素晴らしいレースをした。最後尾スタートからポイントを持ち帰ってくれた」
「クルマを一から組み直す必要があったが、彼はしっかり応えてくれた。総合的に見て、とても満足している」とマルコは語った。
レッドブルはこのレースで今季初のダブル入賞を記録。マクラーレンやメルセデスを追う立場ではあるが、アップグレードの効果が確認されたことで、今後の巻き返しに期待がかかる。
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