角田裕毅 後半戦の巻き返しに手応え「レッドブルF1の仕事量は驚異的」

今季18位に沈む角田裕毅は、夏休み前のハンガリーGPで予選16番手、決勝17位と苦しい結果に終わった。レッドブル勢としては(リタイアを除けば)前代未聞の7戦連続無得点だが、その中にも前向きな要素を見出している。
「もちろん、チームは週末を通して苦戦していました。たとえ1〜2番手との差が1コンマあったとしてもQ2には進めませんでした。表面的には良く見えませんが、その一方で、ここまでの自分のやっていることはポジティブだと思います」
角田裕毅が言及するのは、Q1のラップタイム。フェルスタッペンとの差はわずか0.163秒だった。1週間前のスパや、その前のシルバーストンでは約0.5秒の差があっただけに、大きな前進だ。
「ポジティブだし、進歩している証拠です。マックスとかなり近いパッケージを導入してから、紙の上で見ても差が縮まっているのは明らかで、特に1周のパフォーマンスでそう感じます」と角田裕毅はコメント。
「予選では、この4年間でレッドブルの2人の間で最も僅差の一つだったと思いますし、チームも誇りに思ってくれていると思いますし、自分も誇りに思います。だから、この道を進み続けます」

一方で、決勝は終盤にマシンへダメージを負い、大きくペースを落としたという。
「チームにとってベースのレースペース自体がすでに厳しい状況でしたし、加えてダメージを負ってしまったのは理想的ではありませんでした。それでレースは終わってしまいました」
それでも後半戦は、レッドブルのマシン開発に期待を寄せる。
「レッドブルがここまで投入してきたパッケージは本当に素晴らしいです。シーズン前半に成し遂げた仕事量は驚異的で、この勢いを後半戦も続けられることを願っています」
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