【動画】 角田裕毅、マックス・フェルスタッペンと「メガトラック対決」 / F1オーストリアGP
F1:角田裕毅は「メガトラック」で2度のF1世界チャンピオンであるマックス・フェルスタッペンと対決。レッドブルリンクから45分の距離にある鉄鉱山で初のオフロードレースを戦った。

角田裕毅は、オーストリアのシュタイアーマルク地方にあるエルツベルク鉱山で開催されたオフロードレースで、F1ワールドチャンピオンのマックス・フェルスタッペンを破り、(Un)Serious Race Seriesと名づけられたコンペティションで勝てるドライバーとしての地位を確立した。

この勝利は、角田裕毅が5月のマイアミGPウィークにミニジェットボートレースでオーストラリアのダニエル・リカルドを下して優勝したことを裏付けるものだ。このシリーズでは、スクーデリア・アルファタウリとオラクル・レッドブル・レーシングがユニークな車両とロケーションで対決する。

今週のF1オーストリアGPに向けたウォームアップとして、2人は高さ3メートル、長さ5メートル、500馬力のメガトラックでレースを行った。場所は、「鉄の巨人」として知られる重力をものともしないエルツベルク鉱山で、毎年恒例のレッドブル・エルツベルグロデオの開催地でもある。

レッドブルリンクのレイアウトをゆるやかに模倣したメガトラック用トラックには、「カーヤード」「スイミングプール」「ビッグドリフト」という3つの重要なセクションがあった。2023年F1世界選手権でたびたびそうしてきたように、マックスは予選で勝てるドライバーだった。最終セクターで裕毅に3秒差をつけてポールポジションを獲得した。

「オフロードでまともに何かをやったことがない。父のラリーカーを運転したことがあるけど、それはどちらかというと舗装路でした」とマックスは認めた。「正直に言うと、僕の予選ラップのアプローチは生き残ることでした!とても楽しかったです」と笑顔で話した。

角田裕毅(スクーデリア・アルファタウリ)とマックス・フェルスタッペン(レッドブル・レーシング)角田裕毅(スクーデリア・アルファタウリ)とマックス・フェルスタッペン(レッドブル・レーシング)

レースでは、角田裕毅が2番手からロケットスタートを決め、第1コーナーでトップに立つと、そのまま後続を引き離しにかかった。逆にマックスは不運に見舞われ、トラックがミスファイアに見舞われ、裕毅の後を追うことしかできなかった。

「マックスは予選で素晴らしいラップを刻み、3秒もリードしていた。『よし、もっとスロットルをプッシュする必要があるかもしれない』と思ったんだ」と角田裕毅はレース戦略を振り返った。

「スタートがうまくいって、その勢いのまま最後まで走りきった。残念なことに、彼はちょっとミスファイア気味で…実は彼のエンジンにちょっと水を入れたんだけど、内緒だよ!」と角田裕毅は言った。「その作戦が功を奏した。ダニエルとの最初の(Un)Serious Race Seriesの1位を守りたかった」

フェルスタッペンは、メガトラックでの経験をスワンプバギー、リバースレーシング、キャラバンレーシングなどでの冒険と重ね合わせながら、ポジティブに振り返った。

「素晴らしいのは、他のチームがやらないような、ある意味でクレイジーなことを常にやっていることだ。チームの一員としてすでにこれほど長い間、私たちはさまざまな、奇妙でクレイジーなことをやってきた。今回もそのひとつだ」とフェルスタッペンは語った。

初のオフロードレースでの経験を終え、注目はF1とレッドブルリンクに戻る。

「オーストリアでのレースにはいい思い出がたくさんある。オーストリアでのレースにはいい思い出がたくさんある。何度も優勝しているし、僕らのホーム・トラックでは最も重要なことなんだ」とマックスは語った。

「美しいのはグランドスタンドがたくさんあって、トラック全体を見渡せることだ。そのおかげで全体の雰囲気が素晴らしいんだ」。

「オーストリアでの初レースでポイントを獲得したのはいい思い出です」と角田裕毅。

「ここエルツベルクでいいウォームアップができたので、今年のオーストリアGPではもっと多くのポイントを獲得したいですね」

(Un)Serious Race Seriesは今シーズン後半も続く。角田裕毅とスクーデリア・アルファタウリは連勝中で、オラクル・レッドブル・レーシングは狩る側ではなく狩られる側という不慣れな立場にある。


F1:角田裕毅、マックス・フェルスタッペンと「メガトラック対決」

このエントリーをはてなブックマークに追加

カテゴリー: F1 / 角田裕毅 / レッドブル・レーシング / F1オーストリアGP / マックス・フェルスタッペン / スクーデリア・アルファタウリ