F1引退のセバスチャン・ベッテル「とても幸せだし誇りに思う」
セバスチャン・ベッテルが、アストンマーティンでの2年間の任期を振り返り、F1アブダビGPでチームとの時間とF1キャリアが終わる前に彼らの野心を達成することには「失敗した」が、彼らの努力を「とても嬉しく誇りに思っている」と語った。

35歳のセバスチャン・ベッテルは、ヤス・マリーナ・サーキットでの今週末のイベントの後F1から引退し、ほぼ16シーズンにわたって4回のワールドチャンピオン、57回のポールポジション、53回の勝利、さらに69回の表彰台を獲得してきたキャリアに終止符を打つ。

アストンマーティンでの2年間で、マニュファクチャラーとしてF1に戻った2021年はコンストラクターズランキング7位と苦戦し、表彰台を獲得したのは1回だけだった。2022年もランキング7位と変わっていない。

アストンマーティンF1の公式ウェブサイトでの幅広いインタビューで、チームでの2年間を振り返って尋ねられたセバスチャン・ベッテルは「マシンは僕たちが望んでいたほど競争力がなかったので、チャレンジングだった。今年は、昨年よりも大幅な改善を行いたいと考えていた。僕たちは失敗した」と語った。

「僕たちは現在、昨年終わったところにいる。指を指して、僕たちが悪い仕事をしたと言っているのわけではない。僕は現実的なだけだ。僕たちは大きな希望を持っていたけど、足りなかった」

アストンマーティンでの2年間を後悔しているかと質問されたセバスチャン・ベッテルは「まったくそんなことはない。結果やポイントが期待していたものではなかったとしても、無駄な2年間ではなかったと思う。チームと一緒に仕事をするのが大好きだし、さまざまな人々やアプローチを知ることができた」とコメント。

「フィールドの後方で走ることに慣れていなかったので、この2年間は非常にチャレンジングだった。新しい経験だったし、時には大変でしたが、多くのことに気づいた」

セバスチャン・ベッテルは、レッドブルでタイトルを獲得した日々と、フェラーリでのさらなる先頭争いでの経験に続き、アストンマーティンでミッドフィールドを走ることは、チームが基礎を築くのを助けることに満足感を覚えるとともに、将来のために彼にフレッシュな視点を与えたと付け加えた。

「前にいると前しか見えない。後ろにいると、後ろにあるものしか見えない。でも、常に前を見ている。そこがいたい場所だからね」とセバスチャン・ベッテルはコメントした。

「でも、前にいるときは、後ろは見ていない。それが影響を与えることはないし、後ろのチームがどれだけの労力を費やしているかを理解していないからだ。大きな結果が得られないからといって、一生懸命働いていないわけではない」

「アストンマーティンF1で、このような有能で献身的な人々のグループと一緒に仕事ができたことを非常に嬉しく誇りに思う。結果という点ではそれほど楽しいものではなかったけど、チームの旅を助け、将来に向けて構築することで、みんなと一緒に仕事をするのはとても楽しかった」

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カテゴリー: F1 / セバスチャン・ベッテル / F1アブダビGP / アストンマーティンF1チーム