ロン・デニス
ロン・デニスは、セバスチャン・ベッテルのバーレーンGPの失速の原因として燃料不足だと考えている。

レッドブルは、ポールポジションからスタートしてセバスチャン・ベッテルが表彰台を逃した理由を点火プラグが原因だったと説明したが、ロン・デニスはその主張を疑っている。

「ラップタイムが急に落ちているので、電子制御装置(ECU)が燃料をセーブするための保守的プログラムに切り替わったのかもしれない」とロン・デニスは Express にコメント。

ロン・デニスは、マクラーレン・グループの会長であり、その子会社のマクラーレン・エレクトロニック・システムズ(MES)が全F1チームに標準ECUを供給している。

ロン・デニスの理論では、ベッテルのRB6は最後のために燃料をセーブしていたため、終盤にニコ・ロズベルグに抜かれないために競争力のあるタイムを記録できたということになる。

RB6の生みの親であるエイドリアン・ニューウェイは、マクラーレンで長年ロン・デニスのもとで働いていた。ニューウェイはF1設計においてギリギリまで攻めることで有名である。

「レッドブルの問題はデザインにあるかもしれない」とロン・デニスは続ける。

「燃料タンクがあまりに小さいのかもしれない。もしくは燃費が彼らが想像していたよりも悪いのかもしれない」

ルノーのエンジン責任者であるロブ・ホワイトも、ルノーがベッテルのバーレーンでの問題の原因を分析していると同紙にコメントしている。

「ベッテルのエンジントラブルの理由を特定するための調査は続いている」

「点火プラグの問題が見つかったが、部品そのものの欠陥を疑う理由はない」

このエントリーをはてなブックマークに追加

カテゴリー: F1 / セバスチャン・ベッテル