セバスチャン・ベッテル
セバスチャン・ベッテルが、新車RB6の印象、そして2010年シーズンへ向けての意気込みを語った。

最初の3日間を走れないのは寂しいですか?
2日間だよ。それより悪くしないでよ。長い冬だったし、ずっと運転していなかったので、さらに2日間待たなければならないのは嬉しくはないけど、やっとここにきて、マシンの音を聞いて、それらが走っているのを見るのは嬉しいね。今日運転したいのは確かけどね。

バレンシアでの最初のテストを欠席したことはディスアドバンテージですか?
バレンシアで走らないことは早くから決まっていた。とても早くにわかっていたし、一週間前にキャンセルしなければならなかったわけではない。もちろん、アドバンテージではないけど、ディスアドバンテージだとは思わない。様子をみてみるつもりだ。僕たちはテスト日をできるだけたくさん使わなければならない。ここ数日はあまり天気は良くなさそうだね。

クルマはどうですか?
素晴らしいと思うよ。クルマは昨年と比べて完全に違って見えるし、昨年マシンよりも一層進化していると思う。とても興味深いし、とても素晴らしい。特にカバーの下はね。最も重要なことは、早くて信頼性があることだし、今後数日で確かめるつもりだ。

ヘレスの天気は心配ですか?
僕たちに何ができる?何もないよね。心配かって?もちろん、4日間ドライだったら最高だ。外は少し雨が降っていたし、それは助けにはならないけど、ウェットタイヤがあるのでウェットでも走行できる。ドライ走行の方がいいけど、僕たちが変えられるものではないよね。

今年をどのように予想しますか?
シーズン前、特にテスト前は難しいよ。まずはマシンを走らせる必要があるし、そのあとでどこにいるかがわかる。それによって予想することができる。確かに目標はひとつだけ、昨年よりもう1ステップ良くなることだ。

昨年のパフォーマンスのあと、様々な点からあなたはチャンピオンシップ候補として見られています。なにかアプロートを変えますか?
あまり気にしていないよ。長い冬だったし、これから再び進むところだ。今、最も重要なことは、クルマを走らせ、信頼性やスピードを改善させることだ。それが僕たちがやろうとしていることだ。優勝候補であろうがなかろうが、自分自身に目標を設定している。今年何を達成したいかは自分でわかっているよ。

給油なしでのレースはどう思っていますか?
まだわからない。新しい経験になるだろうね。非常にマシンが重いレースの序盤はかなりタフになるだろう。特にサーキットがとても汚れていて滑りやすい序盤はね。実際、重いクルマでの走行は助けにはならないし、2日間でどう感じるかわかるだろう。新しい経験を楽しみにしているよ。ピットストップはかなり短くなるし、問題はタイヤのためにどれくらい多くのことをする必要があるかだ。レギュレーションは100%固まってはいない。どれくらいタイヤが必要かも見てみるつもりだ。新しいチャレンジなので、新しいレギュレーション、重い燃料などでクルマがどのように働くかを見つけるために重要な日になる。

すでにそれを経験しているドライバーの方が有利だと思いますか?
アドバンテージがあるかどうかはわからないし、まだその燃料搭載量で走っていないので今は話せないよ。適応するのが簡単か難しいかもわからない。聞いた感じでは、速く走れそうだ。2年前にスリックタイヤになったとき、すでにF1でスリックd得走ったkとのあるドライバーがいたけど、僕たちは下位のフォーミュラでそれに慣れていたから、それほどのステップではなかった。なにが異なるかを見るつもりだ。若手ドライバーと比較して経験豊富なドライバーに大きなアドバンテージがあるとは思わない。

今年チャンピオンシップを争うのは誰だと思いますか?
まずはクルマがどれくらい良いか確かめなければならない。F1には1人や2人だけでなく優れたドライバーがたくさんいるので、誰が争って、誰がチャンピオンシップ争いのポジションから落ちるかわからない。もちろん、昨年と同じくらい強いか、それ以上に強いことを願っている。マクラーレンとフェラーリはすでにとても競争力がありそうだし、ミハエルのメルセデスもいる。面白いシーズンになるだろうね。

今シーズンは、去年よりも厳しくなりそうですか?
毎年厳しいよ。簡単ではない。簡単そうに見えたり、最終的に簡単だったと言うときもあるかもしれないけど、常にグランプリに勝つために戦わなければならないし、シーズンを通して一貫性がなければならないので、簡単か厳しいかはわからない。

一貫性について話されましたが、昨年の序盤はポイントを獲れるレースで獲れなかったレースがいくつかありました。物事がうまくいっていないときでもポイント獲るということに今年は集中しますか?
振り返って、去年はそうなるはずないレースがあったと言いましたね。でも起こったし、うまくいかないときもあれば、自分ではどうしようもないこともあった。一貫性は重要だ。今は新しいポイントシステムによって10位までかなり多くのポイントが与えられる。レースにフィニッシュして、常にポイントを集めることが重要だ。勝てるポジションにいなくても、最大限を成し遂げなければならないし、3位とは4位とかに関係なく、ポイントを集めなければならない。2レース増えるので、さらに重要になるよね?

タイトル候補としてはどのように感じていますか?
嬉しいよ。でも、言ったように自分自身で目標を設定している。あなたが書いたり、言ったりすることはあまり重要ではないんだ。僕はワールドチャンピオンに勝ちたいし、チームとしても望んでいる。僕たちが優秀候補であるなら素晴らしいね。そうでなくても、素晴らしいけどね。

ルノーエンジンのパフォーマンスについてはどう考えていますか?
僕たちはベストを尽くそうとしているよ。昨年は信頼性にいくつか問題があって楽ではなかった。特に僕にとってはね。でも、僕たちはそれらを解決したと思う。終盤に見ていたと思うけど、マイレージは限られたし、妥協を強いられたけど、なんとかペナルティを受けずにシーズンを過ごすことができた。それはとても良いことだったし、信頼性にもう問題がないことがわかった。その面では問題があるとは思わない。パフォーマンス面では悪く思えるときもあったので、様子を見てみるつもりだ。自信はあるし、エンジンの弱点を恐れる理由はないよ。

関連:
レッドブル RB6を発表 - 2010年2月10日
レッドブル RB6 (主要諸元)

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カテゴリー: F1 / セバスチャン・ベッテル / レッドブル・レーシング