フェルナンド・アロンソ 2026年F1開幕戦で「勢力図は変わる」

バーレーンで行われた6日間のプレシーズンテストでは、メルセデスとフェラーリが早くも有力候補として浮上。だがアロンソは、新レギュレーション初年度ゆえに“サプライズ”が起きる余地は十分にあると見ている。
新レギュレーションがもたらす不確実性
2026年F1は、内燃機関とハイブリッド出力が50対50に分かれる新パワーユニット時代に突入。各チームに“白紙”の状態からの開発機会が与えられた。
テストの印象では、メルセデスとフェラーリがその機会を最も有効に活用したとみられている。マクラーレンとレッドブルも注目を集め、特に自社製パワーユニットを投入したレッドブルはエネルギーマネジメント、とりわけデプロイメント性能で際立った存在と評価された。
一方で、アストンマーティンはホンダ製パワーユニットの信頼性問題に苦しみ、バーレーン最終日は事実上走行を断念。エイドリアン・ニューウェイ設計のAMR26は一定の速さを示したものの、不安要素を抱えたままメルボルンを迎えることになる。
キャデラックも静かなテストを過ごし、5チームがひしめく中団勢は拮抗。現時点の序列はあくまで暫定的なものにすぎない。

「トップの誰かが予想より遅いかもしれない」
「新レギュレーションは常にサプライズの機会を与える」とアロンソは語った。
「誰がそのサプライズになるのかは分からない。でも、トップチームのうちのどこか1つは、我々が思っているほど速くないかもしれない。そして中団のいくつかは、少し速いかもしれない」
現在の勢力分析はパワーユニット性能に大きく依存している。メルセデスは走行距離を着実に重ね、フェラーリも車体・パワーユニット両面で好感触を示した。だがテスト終盤にかけて各陣営の差は縮小傾向にあった。
レッドブルのデプロイ優位性は抑えられ、フェラーリのロケットスタートも目立たなくなった。アロンソは、こうした“収束”の流れがシーズンを通じて続くと予想している。
シーズン後半は別の勢力図に
「シーズン後半は、できれば違った様相になるだろう。特に我々の場合、たとえスローペースでスタートしても、良くしていくことはできる」
「見てみよう。マクラーレンは2023年、ここバーレーンで周回遅れになっていた。それでもオーストリアかシルバーストンか、どこかでレースに勝った」
「これは複雑なスポーツだ」
開幕戦オーストラリアGPでの勢力図は、バーレーンで見えた構図とは異なる可能性がある。アロンソの言葉は、2026年F1がまだ流動的な段階にあることを改めて示している。
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