F1 セバスチャン・ベッテル カルロス・サインツJr.
フェラーリのセバスチャン・ベッテルは、F1オーストリアGPの予選Q2でカルロス・サインツ(ルノー)の進路を妨害したとして3グリッド降格ペナルティを科せられた。

セバスチャン・ベッテルは予選を3位で終えていたが、6番グリッドに降格。4番手だったチームメイトのキミ・ライコネンが3番グリッドに昇格する。

また、セバスチャン・ベッテルは1点のペナルティポイントを科せられ、累積ポイントは6点となった。合計12ポイントに達すれば1レース出場停止となる。

セバスチャン・ベッテルは、カルロス・サインツの邪魔をするつもりはなく、そこまで近づいてきているとは気づかなかったと述べた。

「もちろん、僕は彼をブロックしたり、彼のラップを台無しにしてやろうという意図はなかった」とセバスチャン・ベッテルは Sky にコメント。

「ミラーを見ていたし、自分のラップを終えていた。ミラーをチェックしたけど、何も見えなかかった。ターン1の後っでもう一度チェックしたけど、何も映っていなかった。それまでにサイド・バイ・サイドになっていたし、十分にフェアだった」

「幸いにも、彼にとってはそれほど大きな違いはなかった。問題はミラーだ。真後ろは見えない。それは僕たち全員にとって同じことだ。ミラーの場所の問題だし、だいたい僕たち全員が同じ場所についている」

「リアウイングは閉じていていた。僕はラップを終えて、もうプッシュしていなかったからね。それにここはちょっと上り坂になっているし、文字通り何も見えないんだ」

スチュワードはセバスチャン・ベッテルへのペナルティについて「スチュワードは、映像、チーム無線を見直し、5号車のドライバー(セバスチャン・ベッテル)、55号車のドライバー(カルロス・サインツ)、チームの代表者に事情を聞いた」とコメント。

「5号車はちょうどプッシュラップを終えており、インラップでかなりゆっくりと走行し、ターン1でレーシングラインにいた。ドライバーはターン7とターン8で55号車を抜いたと認めていたが、そのあとピットに入ったと見なしていた。だが、55号車は実際にはプッシュラップを開始しており、ピットストレートで5号車に急速に近づいており、ターン1に入った」

「証言の間、55号車のドライバーは、5号車のドライバーが自分がアプローチしていることにまったく気づいていないと感じたと述べた。これは5号車のドライバーがミラーで55号車を見ることができなかったとの発言からも確認されており、彼のチームは無線でそのアプローチを彼に伝えていなかった。後者はチームの代表者が確認している」

「無線連絡がなかったにもしても、5号車のドライバーがミラーの後方視界の問題を認識しており、予選のスローダウンラップ中にあのような低速でレーシングラインにいるべきではなかったというのがスチュワードの信念だ」

「2016年の序盤以降、進路妨害の疑いのあるインシデントは全て見直しており、3グリッド降格ペナルティは他の全ての類似したインシデントと一致している」

2018年 F1オーストリアGP 予選:ベッテルとサインツのインシデント

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カテゴリー: F1 / セバスチャン・ベッテル / スクーデリア・フェラーリ / F1オーストリアGP