F1 オーストリアGP 予選
2018年のF1世界選手権 第9戦 オーストリアGPの予選が6月30日(土)にレッドブル・リンクで行われ、バルテリ・ボッタス(メルセデス)がコースレコードを更新するタイムでポールポジションを獲得。2番手にもルイス・ハミルトンが続き、メルセデスが2戦連続でフロントローを独占した。

トロロッソ・ホンダは、ピエール・ガスリーはQ2で敗退して12番手、ブレンドン・ハートレーはQ1で敗退を喫して19番手で予選を終えた。

F1史上初となる3連戦の2戦目の舞台はオーストリアのシュピールベルクに位置するレッドブル・リンク。その名の通りレッドブルが所有する4.318kmのサーキットはコーナー数が10しかなく、エンジンの全開率が5割と高い。また、海抜700mの場所にあることで空気が薄いため、ターボへの負担、そして冷却という点でパワーユニットへの負担が非常に大きい。

ピレリは、今回のF1オーストリアGPにソフト(黄)、スーパーソフト(赤)、ウルトラソフト(紫)の3種類のコンパウンドを持ち込んでおり、ウルトラソフトがQ3用のタイヤに指定されている。

現地時間15時。雲が見える空の下、気温24.6℃、路面温度35.5℃のドライコンディションでセッションは開始した。

F1オーストリアGPのポールポジションを獲得したのはメルセデスのバルテリ・ボッタス。昨年ポール・トゥ・ウィンを飾ったレッドブル・リンクで今季初、自身5度目となるポールポジションを獲得した。2番手にも0.019秒差でルイス・ハミルトンが続き、メルセデスが2戦連続でフロントローを独占した。

2列目には0.334秒でセバスチャン・ベッテルと0.530差でキミ・ライコネンとフェラーリ勢が並ぶ。最前列のメルセデスがスーパーソフトなので対し、フェラーリはウルトラソフトでのスタートとなる。

3列目にはマックス・フェルスタッペン、そして、ロマン・グロージャン(ハース)がレッドブル勢の間に割って入った。

F1オーストリアGPの決勝は、7月1日(日)の22時10分(現地時間 15時10分)から行われる。

2018年 第9戦 F1オーストリアGP 予選 結果

順位NoドライバーチームQ1Q2Q3
177バルテリ・ボッタスメルセデス1分04秒1751分03秒7561分03秒130
244ルイス・ハミルトンメルセデス1分04秒0801分03秒5771分03秒149
35セバスチャン・ベッテルフェラーリ1分04秒3471分03秒5441分03秒464
46キミ・ライコネンフェラーリ1分04秒2341分03秒9751分03秒660
533マックス・フェルスタッペンレッドブル1分04秒2731分04秒0011分03秒840
68ロマン・グロージャンハース1分04秒2421分04秒0591分03秒892
73ダニエル・リカルドレッドブル1分04秒7231分04秒4031分03秒996
820ケビン・マグヌッセンハース1分04秒4601分04秒2911分04秒051
955カルロス・サインツルノー1分04秒9481分04秒5611分04秒725
1027ニコ・ヒュルケンベルグルノー1分04秒8641分04秒6761分05秒019
1131エステバン・オコンフォース・インディア1分05秒1481分04秒845 
1210ピエール・ガスリートロロッソ・ホンダ1分05秒0011分04秒874 
1316シャルル・ルクレールザウバー1分04秒9671分04秒979 
1414フェルナンド・アロンソマクラーレン1分04秒9651分05秒058 
1518ランス・ストロールウィリアムズ1分05秒2641分05秒286 
162ストフェル・バンドーンマクラーレン1分05秒271  
1711セルジオ・ペレスフォース・インディア1分05秒279  
1835セルゲイ・シロトキンウィリアムズ1分05秒322  
1928ブレンドン・ハートレートロロッソ・ホンダ1分05秒366  
209マーカス・エリクソンザウバー1分05秒804  

【Q1】
18分間のQ1。トロロッソ・ホンダのブレンドン・ハートレーを先頭に各車コースイン。フェラーリ勢はスーパーソフトでアタックを開始。それ以外のドライバーはウルトラソフトでコースに出た。

Q1をトップで通過したのはメルセデスのルイス・ハミルトン。1分04秒080をマークした。2番手にはバルテエリ・ボッタス(メルセデス)、3番手にはキミ・ライコネン(フェラーリ)が続いた。

シャルル・ルクレール(ザウバー)が縁石でオーバーシュートしてフロントウイングを破損。それでも12番手タイムでQ2進出を果たし、6戦連続でのQ1突破となった。ルクレールはギアボックス交換による5グリッド降格が決定している。

ピエール・ガスリー(トロロッソ・ホンダ)は13番手でQ1を突破。終了間際にはランス・ストロール(ウィリアムズ)が土壇場で15番手に飛び込み、Q2進出を果たしている。

Q1でノックアウトとなったのは、ストフェル・バンドーン(マクラーレン)、セルジオ・ペレス(フォース・インディア)、セルゲイ・シロトキン(ウィリアムズ)、ブレンドン・ハートレー(トロロッソ・ホンダ)、マーカス・エリクソン(ザウバー)の5台。

【Q2】
15分間のQ2。メルセデス勢とレッドブル勢がスーパーソフトでアタック。メルセデスはウルトラソフトでアタックを開始。フェルナンド・アロンソ(マクラーレン)はソフトタイヤでアタックを開始した。

Q2ではいよいよ1分3秒台に突入。セバスチャン・ベッテルが1分03秒544を記録してコースレコードを更新。ルイス・ハミルトン、バルテリ・ボッタス、キミ・ライコネンと、メルセデスがスーパーソフトとフェラーリがウルトラソフトで1分3秒台のタイムを記録した。

Q2でノックアウトとなったのは、エステバン・オコン(フォース・インディア)、ピエール・ガスリー(トロロッソ・ホンダ)、シャルル・ルクレール(ザウバー)、フェルナンド・アロンソ(マクラーレン)、ランス・ストロール(ウィリアムズ))の5台。

【Q3】
12分間のQ3。1回目のアタックはバルテリ・ボッタスが1分03秒264を記録してコースレコードを更新。ロマン・グロージャン(ハース)も1分3秒台のタイムを記録してレッドブルの2台を上回る。

2回目のアタックではバルテリ・ボッタスがコースレコードをさらに更新する1分03秒130を記録して今季初ポールポジションを獲得。2番手にはルイス・ハミルトンが続き、メルセデスが2戦連続でフロントローを独占した。

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カテゴリー: F1 / F1レース結果