マックス・フェルスタッペンの“退室要求”にF1記者が反撃 中傷被害も告白
マックス・フェルスタッペン(レッドブル)は2026年F1日本GPの木曜メディア対応で、特定の記者が退室するまで発言を拒否し、その記者を部屋から退出させる場面があった。

その当事者である英ガーディアン紙のジャーナリスト、ジャイルズ・リチャーズは、この出来事について「深く失望した」とし、さらに騒動後に中傷メールを受け取ったことを明かした。

ジャイルズ・リチャーズが経緯と心境を説明
鈴鹿で行われたメディアセッションで、フェルスタッペンは特定の記者が室内にいる限り発言しないと明言した。

「彼が出ていくまでは話さない」とフェルスタッペンは述べ、対象となる記者を指名した。

やり取りの中でフェルスタッペンはその記者に「出ていけ」と伝え、記者は実際に退室。その後フェルスタッペンは「これで始められる」と語り、セッションが開始された。

この出来事についてジャイルズ・リチャーズは「深く失望した」と述べている。

「これまで彼には十数回インタビューしてきたが、どれも友好的でユーモアのあるやり取りだった」

「彼に対する批判も最小限で、必要な場合に限っていた」

マックス・フェルスタッペン(レッドブル・レーシング)

発端となった2025年のやり取り
問題の発端は、2025年シーズン最終戦アブダビGP後のメディアセッションにさかのぼる。

ジャイルズ・リチャーズはフェルスタッペンに対し、同年6月1日のスペインGPでジョージ・ラッセルと接触した件について「後悔はあるか」と質問した。この接触では10秒ペナルティが科され、フェルスタッペンは順位を5つ落とし、最終的にタイトル争いに影響するポイントを失っていた。

この質問に対し、フェルスタッペンは次のように応じていた。

「シーズンで起きた他のことは全部忘れて、君が取り上げるのはバルセロナだけだ。この質問が来るのは分かっていた」

「今、ばかみたいな笑みを浮かべているな」

「分からないな。まあレースの一部だよ。人はそこから学ぶものだ。選手権は24戦ある。その後半戦では僕に“クリスマスプレゼント”みたいなこともいろいろあった。そこも疑問に思うことはできるはずだ」

フェルスタッペンは鈴鹿で、この質問を理由に当該記者の退室を求めた。

騒動後に中傷メールが届いたと告白
ジャイルズ・リチャーズはさらに、今回の件の直後に中傷を受けたことも明かしている。

「2時間も経たないうちに誰かが私のメールアドレスを突き止めた」

「『お前が問題だ』『F1における英国びいき全体の原因だ』『最悪だ』といった内容だった」

ジャイルズ・リチャーズは、X(旧Twitter)については確認するつもりはないとしている。

一方で「自分の健康状態は問題ない」とし、今回の件にもかかわらず、将来的にフェルスタッペンとの関係が改善することを望んでいると述べた。

フェルスタッペンは走行面でも苦戦
なお、フェルスタッペンは金曜の走行を10番手で終え、レッドブルに「大きな問題」があると語っている。今回の騒動に加え、週末のパフォーマンス面でも課題を抱えている状況だ。

このエントリーをはてなブックマークに追加

カテゴリー: F1 / マックス・フェルスタッペン / レッドブル・レーシング / F1日本GP