マックス・フェルスタッペン F1ハンガリーGP予選「何をやってもダメだった」

金曜から繰り返し「ドライブできない」と無線で不満を漏らしていたフェルスタッペンは、予選でも最後のラップでQ1敗退を回避するのがやっとだった。
Q2では8番手で何とか通過したものの、Q3では1回目のアタックで5番手タイムを出した後、2回目の走行で更新できず、最終的に8番手に後退。今季最悪の予選結果となった。
「週末全体を見れば、Q3に進めただけでも満足すべきなのかもしれない。ずっとトップ10圏外ばかりだったからね」とフェルスタッペンは予選後にメディアに語った。
「この週末は本当に厳しい。グリップがまったくない。予選でもまったく同じ状況だった。だから僕にとっては別に驚きじゃないんだ」
「週末の最初のラップから、ずっと違和感があった。マシンをいろいろと試してきたけど、何ひとつ方向性が見えてこなかった」
「それが最大の問題なんだ。通常、あれこれセッティングを変えれば、良くなるか悪くなるか、どちらかの反応がある。でも今は、何をしても変わらない。ただぐるぐる回ってるだけで、どうすればいいかの手がかりすら得られない」
レッドブルが抱える問題の原因について問われても、フェルスタッペンは首を横に振った。
「いや、明確な原因はわかってない。もし分かっていたら、もうとっくに直してるはずだよ。でもなぜか、今週末は何をやっても機能しないんだ」
RB21の状態については、「どのラップ、どのコーナーでも満足できたことが一度もない。ずっと滑ってるだけ」と全面的なグリップ不足を訴えた。
日曜の決勝に向けて挽回の可能性はあるかと問われると、フェルスタッペンはきっぱりと否定した。
「今週末は無理だね」
今のポジションから順位を上げられるかという質問には、慎重な口ぶりでこう答えた。
「何台かはバトルできるかもしれない。でもルイス(・ハミルトン)はまだ前のほうにいるし、本来あの位置にいるべきドライバーじゃないと思う。彼は上がってくるだろうね。明日どうなるか様子を見よう」
「最悪の週末のひとつか?」と聞かれると、フェルスタッペンはこう締めくくった。
「シンガポールでの悲劇はいくつか経験してるけど、今回も良い週末じゃないのは確かだね」

Q:金曜に苦しんでも、土曜には何かを見つけて巻き返すのが常ですが、今日は思ったほど改善できませんでしたか?
マックス・フェルスタッペン:そうだね、今回は見つけられなかった。
チームとしていろいろ試したんだけど、残念ながらどれもバランス改善にはつながらなかった。
今週末はなぜ突然こういう状態になったのか、本当に説明が難しい。
フロントにもリアにもグリップがなくて、バランスを取るのがとにかく難しかった。正直、ちょっと謎だね。
Q:ここまでいろいろ試してもうまくいかない週末は、かなり久しぶりなのでは?
マックス・フェルスタッペン:うん、完全にそうだと思う。
今週末は最初から最後まで、全体的にずっとペースがなかった。
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