アウディF1 R26に小型サイドポッド投入で注目「極めて大胆なアプローチ」

ザウバー・グループ買収後、アウディとして初の公式F1マシンとなるR26は、バルセロナでのシェイクダウンを経てバーレーンテストに投入。
6日間でバーレーン・インターナショナル・サーキットを合計710周走破し、信頼性面では安定した走行を見せた。
小型サイドポッド投入 “Bスペック”で存在感
特に注目を集めたのは、2回目のバーレーンテストで投入された空力アップデートだ。R26の“Bスペック”仕様では、より洗練されたパッケージの一部として、印象的な小型サイドポッドを採用。2022年にメルセデスが導入した“ゼロポッド”コンセプトを想起させる設計として、パドックの視線を集めた。
ウィートリーは、これらの早期アップデートがFIAのクラッシュテストを早期に通過できたことによって可能になったと説明している。
「我々はクラッシュテストを早い段階で通過した」とウィートリーは語った。
「早期にマシンを組み上げた。だから初期段階で走らせるための空力パッケージを定義したが、今マシンに載せている洗練されたパッケージと比べれば、かなり粗いものだった。それでも我々は走らせ、周回を重ねた」
「走行距離を積み重ねながら、常に学び続けていた」
「私は勇気づけられている。我々はこのテクニカルレギュレーションに対して極めて大胆なアプローチを取っている。人々はチームの野心を感じ取っていると思う。ただし、我々は謙虚な出発点からスタートしている」

勢力図は依然不透明 メルボルンで明らかに
グリッドの勢力図については、メルセデスとフェラーリが開幕戦オーストラリアGPで先行すると見る声がある一方、マクラーレンやレッドブルが僅差で追う構図と予想されている。ただし、バーレーンでは各チームが実力を隠していた可能性も高い。
ウィートリー自身も、現時点での立ち位置は把握できていないと認めた。
「正直なところ、分からない」とウィートリーは述べた。
「テスト直後に聞かれれば、もう少し分かるかもしれない。メルボルンの予選後なら、さらに明確になるだろう。誰も手の内を明かしていない」
「燃料搭載量も各チームで違う。エネルギー回収やデプロイの使い方も興味深い。どのギアを使い、どんなギア比を選んでいるのかも含めて、皆が様々な試みをしている」
「我々は徐々に競合の全体像を組み立てつつあり、非常に興味深い議論を重ねている」
「エンジニアにとって、いやチーム全体にとって、この新しいテクニカルレギュレーションは極めて刺激的だ。我々は計画に沿って目標を達成している。現時点ではすべてが順調で、管理可能な課題は適切に管理されている」
2026年の新時代に向け、アウディは大胆さと現実的な自己認識を併せ持ちながら、着実に準備を進めている。メルボルンでの真価が問われることになる。
カテゴリー: F1 / アウディ
