ハースF1チーム 2026年も中団争いに手応え 小松礼雄「十分ミックスにいる」
ハースF1チームは2026年F1シーズンに向けたバーレーンテストを終え、中団グループでの戦いにしっかり加われるとの手応えを得た。限られたリソースで戦うチームにとって「いかに効率よく成果を引き出すか」は常に最大の課題だが、今年もその挑戦は続いている。

小松礼雄がチーム代表に就任して以降、ハースF1チームはコンストラクターズ選手権で2024年に7位、2025年に8位と着実に改善を見せてきた。

2019年から2023年にかけては運営面の課題がパフォーマンスを制限していたが、近年は安定性を武器に着実な前進を遂げている。

2025年と2026年を並行開発した難しい冬
ハースF1チームは2025年シーズン終盤までアップグレードを投入し、ランキング向上を目指して開発を継続した。その結果、風洞使用時間や予算制限の中で2026年プロジェクトに割けるリソースは制限されることになった。

インフラ規模や人員面で最小クラスの体制を敷くチームにとって、これは決して容易な状況ではなかった。それでもプレシーズンテストの内容は、一定の競争力を示すものとなった。

小松礼雄はバーレーンテスト終盤に次のように語っている。

「正確に順位を評価するのはとても難しいです。レギュレーションが安定している場合でさえ、燃料搭載量のわずかな違いで順位は大きく変わります」

「さらに今回は新しいパワーユニットメーカーがあり、エネルギー展開の違いもあります。正確に言うのは難しいですが、少なくとも僕たちはアルピーヌ、レーシングブルズ、アウディのようなチームと中団争いの中にいると思います」

「それは正直とても心強いです。昨年は開発を諦めることができませんでした」

「最後まで戦わなければなりませんでした。ですから2025年と2026年の並行開発を行っていました」

「もっと厳しい状況を覚悟していましたが、皆の努力のおかげで信頼性も良く、まずまずのベースラインと良い土台を持つことができました」

ハースF1チーム

中団構図は流動的 だが確かなポジション
2026年は新規参入や体制変更が相次ぐ中、ハースF1チームは体制の継続性という強みを持ってシーズンに臨む。大きな混乱なくパッケージをまとめ上げ、フェラーリ製パワーユニットとの組み合わせも安定している。

レースシミュレーションと低燃料アタックの双方で、VF-26は中団グループにしっかり位置していることが示唆された。

キャデラックF1チームが大きく遅れ、アストンマーティンが複数の問題を抱えている現状を踏まえれば、最悪のケースでもハースF1チームが9番手に沈む可能性は高くないとみられる。むしろウィリアムズ、レーシングブルズ、アウディに対して十分に競争力を持ち、メルセデス製パワーユニットを得たアルピーヌも射程圏内にある可能性がある。

もっとも、これは安堵材料ではなく、さらなる前進への動機付けに過ぎない。限られた資源の中で効率を最大化し、堅実な空力基盤を積み上げ続けられるかどうかが、2026年のハースF1チームの行方を左右することになる。

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カテゴリー: F1 / ハースF1チーム