F1王者マックス・フェルスタッペンのGTチームがアストンマーティンと提携
Verstappen.com Racingのチーム名のもと、マックス・フェルスタッペンは、シミュレーシング界のスター、クリス・ルラムをチームのリーダーに抜擢した。
クリス・ルラムは、ティエリー・フェルミューレンとともに、Emil Frey Racingが運営するフェラーリ296 GT3でGTワールドチャレンジ・ヨーロッパ・スプリントカップに参戦する。
Emil Frey Racingは、フェラーリでDTMに参戦するティエリー・フェルミューレンのキャンペーンも展開する。
スプリントカップのプログラムと同時進行で、ルラムとフェルミューレンはハリー・キングとともに、ゴールドクラスでGTワールドチャレンジ・ヨーロッパ・エンデュランスカップに参戦する。
3人は2 Seas Motorsport.が走らせるアストンマーティン・ヴァンテージGT3エボをシェアする。
「僕たちは、プロのサポートチームと提携して、チャレンジングな選手権に一緒に参戦する」とフェルスタッペンは語った。
「もちろん、マシンとドライバーのパフォーマンスを最大限に引き出すには、まだ学ぶべきことがたくさんある」
「目標は競争力を高め、トップクラスで戦うことだ。シミュレーターレーサーが実績のあるレーシングドライバーと対戦できるようになったことは素晴らしい」
「これからの1年が非常に楽しみだ。」
Verstappen.com Racingのフェラーリ296 GT3。
シミュレーターレーシングのスターを現実のレースに昇格させる機会は、長年の夢だったとマックス・フェルスタッペンは語った。
「若いドライバーをサポートすることが常に僕の夢だった。そしてしばらく前から、シムドライバーが現実のレースに進出できる可能性を創り出そうとしてきた」
クリス・ルラムが、チーム・レッドラインのシミュレーターレースからGT3スプリントおよび耐久レースに昇格し、数年前からVerstappen.com Racingで競い合ってきたティエリー・フェルミューレンとチームを組むことで、次のステップに進む。
クリス・ルラムは、シミュレーターレースから現実のレースへの転向と、そこから生じる肉体的な挑戦について詳しく説明した。
「レーストラックでは、自分をサポートするために多くの人が働いているので、経験はまったく異なる」とルラムは語った。
「シミュレーターでは、自分ひとりで自分のパフォーマンスに集中する。大きなチームにサポートされるのは素晴らしい気分だ」
「本物のマシンを運転するのは体力的にきつく、経験という点では比較にならないけど、テクニックは非常に似ている。もちろん、主な違いはGフォースだ」
「チーム・レッドラインで過去4年間学んだことは、実際のレーストラックでも同じように応用している。おかげでスムーズにステップアップできた。とても自然な流れだったと思う」
「マックスは、僕とティエリーと一緒に、マシンの開発とセットアップに取り組んできた。2人とも僕にとてもフレンドリーで、協力的で、サポートしてくれる」
「これ以上望むものはないよ。Verstappen.com Racingが与えてくれたこの機会に、本当に感謝している」
マックス・フェルスタッペンの野望を継続させるため、F1スターは、ドライバーのためのプロフェッショナルなトレーニングセンター、Verstappen.com Racing Pro Simulationを設立した。
この施設には、フォーミュラカー（F4からF1）用とGTカー用の2つの180度シミュレータドームが設置されている。
「高度なデータ分析、現実的なシミュレーション、専門家のコーチングにより、プロのドライバーはレースウィークエンド、テスト走行、新しいレースカテゴリーに備えることができる」と説明されている。
「Verstappen.com Racingの支援を受け、アッツェ・ケルコフの指導の下、プロのシミュレータートレーニングの新たなスタンダードを打ち立てます」
カテゴリー： F1 / マックス・フェルスタッペン
