アロンソがスペインDAZNを“出禁”に? アストンマーティンF1批判巡り関係悪化

発端となったのは、マイアミGP期間中およびその後にDAZNのF1中継チームが行ったアストンマーティンに関する発言だ。スペイン人ジャーナリストのルベン・カナレスによると、アロンソ陣営はDAZNによる取材やガレージへのアクセスを制限する措置を取ったとされている。
問題視されたホンダPUとアストンマーティン批判
報道によると、アロンソ陣営が不満を抱いた理由は大きく2つある。
ひとつは、DAZNのF1解説者アントニオ・ロバトがマイアミGP期間中に、アストンマーティンとホンダのパワーユニットに振動問題があると報じたことだ。
しかしアロンソ側は、その問題はすでに解決済みだったと認識しており、不要な憶測を広げたとして快く思わなかったとされる。
さらに問題となったのが、マイアミGP後にロバトが行ったインタビューだ。
その中でロバトは、2026年のアストンマーティンの苦戦について「F1史上最大級の失敗」と評したとされる。また、その状況をマクラーレンとホンダが苦戦した過去の提携と比較しながら、アロンソはチーム選択の判断を誤る傾向があるとの趣旨の発言を行ったという。
アロンソが具体的にどの発言を問題視したのかは明らかになっていないが、こうした一連のコメントが関係悪化の引き金になったとみられている。
長年の盟友ロバトとの関係にも亀裂か
アントニオ・ロバトは長年にわたりアロンソを取材してきたジャーナリストとして知られ、スペイン国内では両者の関係は極めて良好と見られてきた。
そのため、今回の報道が事実であれば、単なるメディア対応の問題ではなく、長年続いた信頼関係に亀裂が生じた可能性もある。
現時点では、この措置がカナダGP限定だったのか、それとも今後も継続されるのかは不明だ。
アロンソ自身もカナダGP後に不満を吐露
こうした騒動の一方で、アロンソ自身もカナダGPでの競争力不足に強い不満を示していた。
19番手スタートからオープニングラップで10番手まで浮上したものの、その後は徐々に後退。最終的にはシートトラブルによってリタイアを喫した。
「リタイアそのものよりもフラストレーションが溜まったのはペースだ」とアロンソは語った。
「スタートは良かった。でもその後は徐々に後退し、結局は本来のポジションに戻ってしまった。あの好スタートを維持できるだけのペースがなかった」
「それでも楽しかった。スタートでいくつか順位を上げられたしね。ポイント圏外にいるときは、他のドライバーより少しリスクを取ることもできる」
アストンマーティンは2026年シーズン序盤から深刻なパフォーマンス不足に苦しんでおり、アロンソの苛立ちはチーム内部だけでなく、スペイン国内メディアとの関係にも影響を及ぼし始めているのかもしれない。
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