MotoGPイタリアGP ベッツェッキ完勝 アプリリアが地元で1-2フィニッシュ

フランチェスコ・バニャイアは今季初めてレースをリードする場面を作ったが、終盤はアプリリア勢のペースに屈し3位。それでも地元イタリアで表彰台を確保した。
タイヤマネジメントで明暗が分かれる
スタート直後はベッツェッキが首位を守ったものの、3周目にはバニャイアがオーバーテイクを成功させてトップへ浮上した。
序盤はドゥカティ勢が主導権を握ったが、レースが折り返しを迎える頃から流れは変わる。タイヤ摩耗が大きな要素となるなか、アプリリア勢のペースが向上した。
残り10周でベッツェッキが首位を奪還すると、さらに2周後にはマルティンも1コーナーでバニャイアを攻略。アプリリア勢がワンツー体制を築き、そのままレースを支配した。
小椋藍が表彰台目前の激走
終盤の最大の見どころは3位争いだった。
トラックハウス・アプリリアの小椋藍は終盤に猛烈な追い上げを見せ、表彰台圏内のバニャイアを射程圏に捉える。最終ラップの最終コーナーでは一時的に3位へ浮上したが、バニャイアがクロスラインで再逆転。
わずか0.034秒差で表彰台を逃したものの、小椋藍は4位という自身最高クラスの結果を持ち帰った。
フェルナンデスとトプラクにペナルティ
スプリント優勝者のラウル・フェルナンデスは1コーナーでコースオフし17番手まで後退。それでも驚異的な追い上げでトップ10圏内まで挽回した。
しかしレース後、「接触を引き起こした」として1順位降格ペナルティを受け、8位から9位へ後退した。
また、プラマック・ヤマハのトプラク・ラズガットリオグルも最終ラップのトラックリミット違反により1順位降格。ジャック・ミラーが15位、トプラクが16位となった。
アプリリアがタイトル争いで主導権
ムジェロは長年ドゥカティの牙城とされてきたが、2026年はアプリリアが完全に主役となった。
ベッツェッキは地元イタリアで完勝を収めるとともに、MotoGP世界選手権のタイトル争いでも大きな勢いを手にした。マルティンとのワンツーフィニッシュは、アプリリアが今季最強勢力であることを改めて印象づける結果となった。
2026年MotoGP第7戦イタリアGP 決勝結果
1位 マルコ・ベッツェッキ(アプリリア)
2位 ホルヘ・マルティン(アプリリア) +3.559秒
3位 フランチェスコ・バニャイア(ドゥカティ) +5.098秒
4位 小椋藍(トラックハウス・アプリリア) +5.132秒
5位 ファビオ・ディ・ジャンアントニオ(VR46ドゥカティ) +5.453秒
6位 ペドロ・アコスタ(KTM) +7.467秒
7位 マルク・マルケス(ドゥカティ) +10.762秒
8位 フェルミン・アルデゲル(グレシーニ・ドゥカティ) +14.644秒
9位 ラウル・フェルナンデス(トラックハウス・アプリリア) +13.380秒 ※ペナルティ適用
10位 ディオゴ・モレイラ(LCRホンダ) +21.366秒
11位 ブラッド・ビンダー(KTM) +21.479秒
12位 ジョアン・ミル(ホンダ) +21.795秒
13位 ルカ・マリーニ(ホンダ) +22.059秒
14位 フランコ・モルビデリ(VR46ドゥカティ) +29.789秒
15位 ジャック・ミラー(プラマック・ヤマハ) +32.289秒
16位 トプラク・ラズガットリオグル(プラマック・ヤマハ) +31.920秒 ※ペナルティ適用
17位 マーベリック・ビニャーレス(KTMテック3) +32.717秒
18位 ファビオ・クアルタラロ(ヤマハ) +34.335秒
19位 ミケーレ・ピロ(グレシーニ・ドゥカティ) +40.553秒
リタイア
■ エネア・バスティアニーニ(KTMテック3)
■ アレックス・リンス(ヤマハ)
■ カル・クラッチロー(LCRホンダ)
カテゴリー: F1 / MotoGP
