マックス・フェルスタッペン 「失うものは何もない。全力で行く」 / レッドブル・ホンダ F1アブダビGP プレビュー
レッドブル・ホンダF1のマックス・フェルスタッペンが、2020年のF1世界選手権 最終戦(第17戦) F1アブダビGPへの意気込みを語った。

前戦F1サヒールGPでは、フロントローからスタートしながらも、オープニングラップでシャルル・ルクレールとセルジオ・ペレスとの接触を避けようとしてランオフエリアでコントロールを失ってバリアにクラッシュ。0周リタイアで終えた。

「まだイライラしている」とマックス・フェルスタッペンは認める。

「僕たちには速いマシンがあったし、チームと良いレースをするのを楽しみにしていた。オープニングラップで接触を避けようとしたのは3回目だけど、誰もがかなりアグレッシブだったと思うし、できることはほんとんどなかった」

「シャルルのことはドライバーとして尊敬している。このようなことはある時点で僕たち全員に起こるけど、僕のレースは破壊された。チームは良い結果にふわさしかったし、チームにとっても素晴らしいことではない。次のレースでグリッドペナルティが科せられても、結果が変えるわけではないので、もうあまり意味はない。起こってしまったことだし、僕たち全員が先に進んでいる」

最終戦の舞台となるヤス・マリーナ・サーキットについてマックス・フェルスタッペンは以下のように語る。

「アブダビを楽しみにしているし、僕はトラックを楽しんでいる。コーナーの少ないあのようなショートサーキットからくれば、21のコーナーがあるより通常のトラックに戻るのが良いことだ。昨年、ここで2位でフィニッシュしたけど、今週末は失うものがないので、“FULL SEND(結果にとらわれず全力を尽くす)でいくよ」

新型コロナウイルスのパンデミックによって開幕が7月まで擦れ込み、17戦だが、連戦続きの過密スケジュールとなった2020年のF1世界選手権も今週末で終了する。

「クレイジーなシーズンだった。これからアブダビでもうひと頑張りだ。チームメンバーの多くは休憩の準備ができていると思う。ドライバーにとって今年は大変だったかとよく聞かれるけど、実際にはチームは僕たちより早く移動して、僕たちが到着する前にすべてを準備しなければならないので彼らの方が大変だ」とマックス・フェルスタッペンは語る。

「彼らにとってはとても激しいシーズンだった。僕たち全員がレースが大好きだけど、誰もが家族と一緒にいて、時間を楽しむ準備ができている。ドライバーズ選手権で2位か3位かは僕にはそれほど違いはないけど、もちろん、勝利を目指していく。アップグレードと最速のピットストップからわかるように、レッドブルがプッシュしている限り、当然、僕もプッシュしていく」

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カテゴリー: F1 / マックス・フェルスタッペン / レッドブル・レーシング / ホンダF1 / F1アブダビGP