マックス・フェルスタッペン 「予選でフェラーリを倒すのはほぼ不可能」
レッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンは、フェラーリは2019年にF1パワーユニットで大きなゲインを得ており、予選で倒すのは“ほぼ不可能”だと語る。

フェラーリは夏休み後にパフォーマンスを大幅に向上させており、過去5戦連続でポールポジションを獲得し、そのうち3勝を挙げている。

フェラーリの復調の鍵となったのはF1エンジンのパフォーマンスとシンガポールGPで投入した空力パッケージの成功であり、チームはSF90からより多くのポテンシャルを引き出し、様々なタイプのサーキットに適応できるマシンへと変貌を遂げた。

「僕たちはアップグレードを投入したけど、他も投入しているし、彼らと比較して昨年のようなパフォーマンス向上を果たせなかった」とマックス・フェルスタッペンはコメント。

「フェラーリに関しては、シーズンを通してどんどんパワーを獲得している。たとえ0.5秒速いクルマを持っていても、それに打ち勝つのはとても難しい。メルセデスを見てもわかるように、予選で彼らを倒すのはほぼ不可能だ」

「フェラーリはメルセデスと比較しても間違いなくベストなクルマを持っていると思う。メルセデスをもってしても予選ではまだ不足している。彼らのスピード差は非常識なレベルだ」

「僕たちもより多くのパワーを得るためにプッシュし続けているけど、差は本当に大きい。メルセデスとルノーを見れば、僕たちは強く見えるし、そこまで不足してはいない」

「メルセデスは常に僕たちよりも多くのダウンフォースをつけて走っているけど、僕たちは彼らに近づいている。それはすでに良い成果であり、僕たちはとにかくプッシュし続ける必要がある」

マックス・フェルスタッペンは、過去2年間でF1メキシコGPで勝利を挙げており、レッドブルは昨年フロントローを独占している。だが、フェルスタッペンはそのパフォーマンスを繰り返せる可能性は引くと考えている。

「ホンダという点から見ても、今年の僕たちはどれくらい競争力があるかはわからない。プラクティスで見てみよう。今年は少し難しい。メルセデスやフェラーリと比較して今年の僕たちのクルマはそれほど離されてはいないけど、フェラーリはストレートでとにかく非常に速いし、コーナーでタイムを取り戻すのが難しいからね。予選では特にね」

「レースではそのようなパワーの差は出ない。それでも差はあるけど、それほど大きくないし、レースではもう少しチャンスがあるかもしれない」

「それにタイヤがどのように動作するかも確認する必要がある。去年はグレーニングが大きな問題だったし、レース全体を通して全開でプッシュすることができなかった。今年、タイヤは少し硬くなっているのでそれが助けになることを期待している」

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カテゴリー: F1 / マックス・フェルスタッペン / レッドブル・レーシング / ホンダF1