WRC 第8戦 ラリー・フィンランド 3日目 | オット・タナックが首位を堅守
2018年 FIA 世界ラリー選手権(WRC) 第8戦ラリー・フィンランドの競技3日目デイ3が7月28日(土)にユバスキュラを中心に行われ、TOYOTA GAZOO Racing World Rally Teamのオット・タナック/マルティン・ヤルヴェオヤ組 (ヤリスWRC 8号車)が総合1位の座を守った。また、総合3位のヤリ-マティ・ラトバラ/ミーカ・アンティラ組(7号車)は、総合2位とのタイム差を縮め、エサペッカ・ラッピ/ヤンネ・フェルム組(ヤリスWRC 9号車)は総合4位にポジションを上げた。
ラリー・フィンランドのデイ3は、ユバスキュラの南側エリアに広がる4本のステージを各2回走行する、全8本のSSで競われた。デイ2でマッズ・オストベルグとの首位攻防戦を展開しトップに立ったタナックは、デイ3最初のSS12からSS16にかけて、5ステージ連続でベストタイムを記録し2位との差を最終的に39秒に広げた。
デイ2で総合3位につけたラトバラは、SS16でベストタイムをタナックと分け合い、7本のSSでトップ3タイムを記録。その結果、総合2位との差を前日の17.3秒から5.4秒に縮め、総合2位の座を十分に狙える位置でデイ3を走り終えた。また、デイ2で総合8位だったラッピは、SS17から3ステージ連続でベストタイムをマークし総合4位に浮上。ヤリスWRCはデイ3の全8SSでベストタイムを記し、午後は3本のステージでトップ3を独占した。
競技4日目最終日となる7月29日(日)のデイ4は、ユバスキュラのサービスパークを中心に4本のSSが行なわれる。そのうちSS21/23「ルイヒマキ」は、大きな三連ジャンプで知られるラリー・フィンランドの名物ステージ。また、最終ステージのSS23は、トップ5タイムを記録した選手に対しボーナスの選手権ポイントが与えられる「パワーステージ」に指定されている。4本のSSの合計距離は45.72km、リエゾン(移動区間)も含めた1日の総走行距離は192.97kmとなる。
トミ・マキネン(チーム代表)
本当に素晴らしい1日でした。3人のドライバー、そして我々のクルマのパフォーマンスは驚くべきものでした。今朝のオットのスピードは圧倒的で、もちろん凄い走りだったのですが、そうは見えずとても簡単に走っているようでしたし、すべてを自分のコントロール下に置いていたと思います。また、ヤリ-マティとエサペッカもどんどんと走りが良くなっていき、午後は確固たる自信を持って、とてもハードに攻めていました。きっと明日は面白い1日になると思います。特に、ヤリ-マティと2位の選手とのタイム差は少ないので、興味深い展開となるでしょう。
ヤリ-マティ・ラトバラ (ヤリスWRC 7号車)
1日を通して楽しむ事ができました。午前中のステージでは依然スピードがやや不足していましたが、日中のサービスでクルマのセッティングを少し見直したところ、より良いフィーリングが得られ、さらにプッシュできるようになりました。攻めた結果としてタイヤの摩耗がかなり進みましたが、それでもなお速く走り続けられた事に自分でも驚きました。明日はもちろん、2位を目指してアタックするつもりです。ただし、そのためにリスクを冒すにしてもコントロールできる範囲内でアタックしなくてはなりません。
オット・タナック (ヤリスWRC 8号車)
今日も全体的に良い1日でした。今朝の出走順は昨日よりもはるかに良く、良いリズムで走る事ができたので、それほど激しく攻めていなかったにも関わらず2位との差を拡げることができました。午後は路面がかなり荒れており、なおかつ十分な差を築いていたので、さらに慎重に走りました。正直なところ、抑えて走るのはあまり楽しくないのですが、リードをさらに拡げることができ良かったと思います。明日はスムーズで速いステージがあるので、とても楽しみです。
エサペッカ・ラッピ (ヤリスWRC 9号車)
今日は、特に午後のステージで力強い走りができたと思います。午前中から楽しんで走り、ポジションを3つ上げる事ができました。そして午後のステージでは思いきり攻め、タイヤの摩耗をまったく気にせず走りました。実際、リスクのある大きな挑戦で、最後のステージではタイヤの表面にあまりゴムが残っていませんでしたが、それでもベストタイムを出す事ができました。明日は、私の後方の選手達に対するリードを守り続ける事を目標に走ります。
ラリー・フィンランド デイ3の結果
1 オット・タナック/マルティン・ヤルヴェオヤ (トヨタ ヤリスWRC) 2h13m18.2s
2 マッズ・オストベルグ/トシュテン・エリクソン (シトロエン C3 WRC) +39.0s
3 ヤリ-マティ・ラトバラ/ミーカ・アンティラ (トヨタ ヤリス WRC) +44.4s
4 エサペッカ・ラッピ/ヤンネ・フェルム (トヨタ ヤリス WRC) +1m20.6s
5 ヘイデン・パッドン/セバスチャン・マーシャル (ヒュンダイ i20 クーペ WRC) +1m29.6s
6 テーム・スニネン/ミッコ・マルックラ (フォード フィエスタ WRC) +1m45.1s
7 セバスチャン・オジエ/ジュリアン・イングラシア (フォード フィエスタ WRC) +2m07.6s
8 エルフィン・エバンス/ダニエル・バリット (フォード フィエスタ WRC) +2m17.9s
9 クレイグ・ブリーン/スコット・マーティン (シトロエン C3 WRC) +2m56.4s
10 ティエリー・ヌービル/ニコラス・ジルソー (ヒュンダイ i20 クーペ WRC) +3m34.5s
カテゴリー: F1 / トヨタ / WRC (世界ラリー選手権)
ラリー・フィンランドのデイ3は、ユバスキュラの南側エリアに広がる4本のステージを各2回走行する、全8本のSSで競われた。デイ2でマッズ・オストベルグとの首位攻防戦を展開しトップに立ったタナックは、デイ3最初のSS12からSS16にかけて、5ステージ連続でベストタイムを記録し2位との差を最終的に39秒に広げた。
デイ2で総合3位につけたラトバラは、SS16でベストタイムをタナックと分け合い、7本のSSでトップ3タイムを記録。その結果、総合2位との差を前日の17.3秒から5.4秒に縮め、総合2位の座を十分に狙える位置でデイ3を走り終えた。また、デイ2で総合8位だったラッピは、SS17から3ステージ連続でベストタイムをマークし総合4位に浮上。ヤリスWRCはデイ3の全8SSでベストタイムを記し、午後は3本のステージでトップ3を独占した。
競技4日目最終日となる7月29日(日)のデイ4は、ユバスキュラのサービスパークを中心に4本のSSが行なわれる。そのうちSS21/23「ルイヒマキ」は、大きな三連ジャンプで知られるラリー・フィンランドの名物ステージ。また、最終ステージのSS23は、トップ5タイムを記録した選手に対しボーナスの選手権ポイントが与えられる「パワーステージ」に指定されている。4本のSSの合計距離は45.72km、リエゾン(移動区間)も含めた1日の総走行距離は192.97kmとなる。
トミ・マキネン(チーム代表)
本当に素晴らしい1日でした。3人のドライバー、そして我々のクルマのパフォーマンスは驚くべきものでした。今朝のオットのスピードは圧倒的で、もちろん凄い走りだったのですが、そうは見えずとても簡単に走っているようでしたし、すべてを自分のコントロール下に置いていたと思います。また、ヤリ-マティとエサペッカもどんどんと走りが良くなっていき、午後は確固たる自信を持って、とてもハードに攻めていました。きっと明日は面白い1日になると思います。特に、ヤリ-マティと2位の選手とのタイム差は少ないので、興味深い展開となるでしょう。
ヤリ-マティ・ラトバラ (ヤリスWRC 7号車)
1日を通して楽しむ事ができました。午前中のステージでは依然スピードがやや不足していましたが、日中のサービスでクルマのセッティングを少し見直したところ、より良いフィーリングが得られ、さらにプッシュできるようになりました。攻めた結果としてタイヤの摩耗がかなり進みましたが、それでもなお速く走り続けられた事に自分でも驚きました。明日はもちろん、2位を目指してアタックするつもりです。ただし、そのためにリスクを冒すにしてもコントロールできる範囲内でアタックしなくてはなりません。
オット・タナック (ヤリスWRC 8号車)
今日も全体的に良い1日でした。今朝の出走順は昨日よりもはるかに良く、良いリズムで走る事ができたので、それほど激しく攻めていなかったにも関わらず2位との差を拡げることができました。午後は路面がかなり荒れており、なおかつ十分な差を築いていたので、さらに慎重に走りました。正直なところ、抑えて走るのはあまり楽しくないのですが、リードをさらに拡げることができ良かったと思います。明日はスムーズで速いステージがあるので、とても楽しみです。
エサペッカ・ラッピ (ヤリスWRC 9号車)
今日は、特に午後のステージで力強い走りができたと思います。午前中から楽しんで走り、ポジションを3つ上げる事ができました。そして午後のステージでは思いきり攻め、タイヤの摩耗をまったく気にせず走りました。実際、リスクのある大きな挑戦で、最後のステージではタイヤの表面にあまりゴムが残っていませんでしたが、それでもベストタイムを出す事ができました。明日は、私の後方の選手達に対するリードを守り続ける事を目標に走ります。
ラリー・フィンランド デイ3の結果
1 オット・タナック/マルティン・ヤルヴェオヤ (トヨタ ヤリスWRC) 2h13m18.2s
2 マッズ・オストベルグ/トシュテン・エリクソン (シトロエン C3 WRC) +39.0s
3 ヤリ-マティ・ラトバラ/ミーカ・アンティラ (トヨタ ヤリス WRC) +44.4s
4 エサペッカ・ラッピ/ヤンネ・フェルム (トヨタ ヤリス WRC) +1m20.6s
5 ヘイデン・パッドン/セバスチャン・マーシャル (ヒュンダイ i20 クーペ WRC) +1m29.6s
6 テーム・スニネン/ミッコ・マルックラ (フォード フィエスタ WRC) +1m45.1s
7 セバスチャン・オジエ/ジュリアン・イングラシア (フォード フィエスタ WRC) +2m07.6s
8 エルフィン・エバンス/ダニエル・バリット (フォード フィエスタ WRC) +2m17.9s
9 クレイグ・ブリーン/スコット・マーティン (シトロエン C3 WRC) +2m56.4s
10 ティエリー・ヌービル/ニコラス・ジルソー (ヒュンダイ i20 クーペ WRC) +3m34.5s
カテゴリー: F1 / トヨタ / WRC (世界ラリー選手権)