トヨタ、小林可夢偉のTS050 HYBRID 7号車がポールポジション獲得
9月18日(金)、フランス・ル・マンのサルト・サーキットで、第88回ル・マン24時間レースのスターティンググリッドを決定する「ハイパーポール」が行われ、TOYOTA GAZOO RacingのTS050 HYBRID 7号車を駆る小林可夢偉がポールポジションを獲得。TOYOTA GAZOO Racingは、4年連続でのポールポジションを獲得し、3年連続優勝を目指す。
小林可夢偉がアタックを担当したTS050 HYBRID 7号車は、2番手のレベリオン1号車に0.555秒差をつける3分15秒267をマークし、自身3度目となるポールポジションを獲得。マイク・コンウェイ、ホセ・マリア・ロペスと共にル・マン初勝利を目指す。
TS050 HYBRID 8号車は中嶋一貴がアタックを担当し、僅差での争いの中、ポールポジションから1.382秒差の3番手となり、セバスチャン・ブエミ、ブレンドン・ハートレーと共に24時間レースに挑む。
ポールポジションは、今回初めてとなるハイパーポール方式で競われまた。前日17日(木)の予選で各クラストップ6につけた車両が、30分間のセッションでポールポジション獲得を目指し熾烈なアタックを繰り広げた。通常の予選よりもコース上を走る車両の台数が減ることで、ドライバーにとってはクリアなアタックラップのチャンスが増えることとなった。
昼前のル・マンは好天に恵まれ、気温23度というコンディションの中で、2台のTS050 HYBRIDが先陣を切ってアタックへと向かった。小林可夢偉にとっては、2017年に自身が記録し、未だ破られていない3分14秒791というコースレコードタイムへの挑戦でもあった。計測1周目でマークしたタイムを一旦レベリオンに上回られるも、小林可夢偉はさらにタイムを更新しトップ奪還。そして、セッション終盤にはタイヤを交換して再アタックへ向かい、自身のコースレコード更新へ向けタイムを縮めていったが、僅かにコースをはみ出し、アタックを諦めることとなった。
それでも、平均時速251.2km/hというアタックラップタイムは、驚くべき記録であり、彼にとっては2017年と2019年に続く3度目のポールポジション獲得となる。来季からハイパーカーベースへとル・マンのトップカテゴリーが替わるため、この1000馬力を誇る4輪駆動レースカーであるTS050 HYBRIDは、現行LMP1車両として最後のル・マン24時間レースをポールポジションからスタートすることとなる。
7号車のドライバーは、ポールポジション獲得により、タイトル争いにおいても1ポイントを追加することとなった。この結果ランキング首位の7号車は、2位の8号車に対し13ポイント差、そしてTOYOTA GAZOO Racingは、首位に立つチームタイトル争いで2位のレベリオンに43ポイント差とした。このル・マンの決勝を含め残り2戦で獲得できる最大ポイントは89ポイントになる。
第88回ル・マン24時間レースは、明日19日(土)の現地時間午後2時30分(日本時間午後9時30分)、59台の車両によってスタートが切られる。
TS050 HYBRID 7号車 (マイク・コンウェイ、小林可夢偉、ホセ・マリア・ロペス):
公式練習3回目 : 2番手 (3分19秒638), 51周
公式練習4回目 : 2番手 (3分21秒630), 15周
ハイパーポール : 1番手 (3分15秒267), 7周
小林可夢偉(7号車):
またポールポジションを獲得できて本当に嬉しいです。チームが素晴らしい準備してくれたおかげです。このハイパーポールでは、2度アタックのチャンスがあり、最初のアタックではやや安全にタイムを出しに行きました。2度目のアタックでは限界までプッシュし、途中までは非常に良いタイムで、私自身のコースレコードに迫れたのですが、コースを少し外れてアタックを断念しました。記録更新のチャンスだっただけにタイム抹消は残念です。練習走行でのレースペースは良かったので、後は24時間レースを戦うだけです。ここまで本当にハードに頑張ってきたので、決勝レースでベストを尽くします。
TS050 HYBRID 8号車 (セバスチャン・ブエミ、中嶋一貴、ブレンドン・ハートレー):
公式練習3回目 : 4番手 (3分20秒673), 50周
公式練習4回目 : 4番手 (3分22秒525), 13周
ハイパーポール : 3番手 (3分16秒649), 9周
中嶋一貴(8号車):
ポールポジションを獲得した7号車に祝福を送ります。可夢偉のタイムは素晴らしかったですし、最後のアタックではさらに速いタイムを出せたかも知れません。我々にとっては困難なハイパーポールでした。公式練習3回目からやや苦戦しており、簡単なセッションではありませんでした。TS050 HYBRIDの感触はとても良かったので、ラップタイム向上のために色々試しましたが、最前列獲得には届きませんでした。ただ、予選はあくまで予選で、大事なのは24時間後のレース結果だということは分かっています。決勝レースで自分たちの力を最大限に発揮すべく、最善の方法で準備を進めます。
WEC第7戦 ル・マン24時間 ハイパーポール結果(LMP1クラス)
カテゴリー: F1 / トヨタ / ル・マン24時間レース / WEC (FIA世界耐久選手権)
小林可夢偉がアタックを担当したTS050 HYBRID 7号車は、2番手のレベリオン1号車に0.555秒差をつける3分15秒267をマークし、自身3度目となるポールポジションを獲得。マイク・コンウェイ、ホセ・マリア・ロペスと共にル・マン初勝利を目指す。
TS050 HYBRID 8号車は中嶋一貴がアタックを担当し、僅差での争いの中、ポールポジションから1.382秒差の3番手となり、セバスチャン・ブエミ、ブレンドン・ハートレーと共に24時間レースに挑む。
ポールポジションは、今回初めてとなるハイパーポール方式で競われまた。前日17日(木)の予選で各クラストップ6につけた車両が、30分間のセッションでポールポジション獲得を目指し熾烈なアタックを繰り広げた。通常の予選よりもコース上を走る車両の台数が減ることで、ドライバーにとってはクリアなアタックラップのチャンスが増えることとなった。
昼前のル・マンは好天に恵まれ、気温23度というコンディションの中で、2台のTS050 HYBRIDが先陣を切ってアタックへと向かった。小林可夢偉にとっては、2017年に自身が記録し、未だ破られていない3分14秒791というコースレコードタイムへの挑戦でもあった。計測1周目でマークしたタイムを一旦レベリオンに上回られるも、小林可夢偉はさらにタイムを更新しトップ奪還。そして、セッション終盤にはタイヤを交換して再アタックへ向かい、自身のコースレコード更新へ向けタイムを縮めていったが、僅かにコースをはみ出し、アタックを諦めることとなった。
それでも、平均時速251.2km/hというアタックラップタイムは、驚くべき記録であり、彼にとっては2017年と2019年に続く3度目のポールポジション獲得となる。来季からハイパーカーベースへとル・マンのトップカテゴリーが替わるため、この1000馬力を誇る4輪駆動レースカーであるTS050 HYBRIDは、現行LMP1車両として最後のル・マン24時間レースをポールポジションからスタートすることとなる。
7号車のドライバーは、ポールポジション獲得により、タイトル争いにおいても1ポイントを追加することとなった。この結果ランキング首位の7号車は、2位の8号車に対し13ポイント差、そしてTOYOTA GAZOO Racingは、首位に立つチームタイトル争いで2位のレベリオンに43ポイント差とした。このル・マンの決勝を含め残り2戦で獲得できる最大ポイントは89ポイントになる。
第88回ル・マン24時間レースは、明日19日(土)の現地時間午後2時30分(日本時間午後9時30分)、59台の車両によってスタートが切られる。
TS050 HYBRID 7号車 (マイク・コンウェイ、小林可夢偉、ホセ・マリア・ロペス):
公式練習3回目 : 2番手 (3分19秒638), 51周
公式練習4回目 : 2番手 (3分21秒630), 15周
ハイパーポール : 1番手 (3分15秒267), 7周
小林可夢偉(7号車):
またポールポジションを獲得できて本当に嬉しいです。チームが素晴らしい準備してくれたおかげです。このハイパーポールでは、2度アタックのチャンスがあり、最初のアタックではやや安全にタイムを出しに行きました。2度目のアタックでは限界までプッシュし、途中までは非常に良いタイムで、私自身のコースレコードに迫れたのですが、コースを少し外れてアタックを断念しました。記録更新のチャンスだっただけにタイム抹消は残念です。練習走行でのレースペースは良かったので、後は24時間レースを戦うだけです。ここまで本当にハードに頑張ってきたので、決勝レースでベストを尽くします。
TS050 HYBRID 8号車 (セバスチャン・ブエミ、中嶋一貴、ブレンドン・ハートレー):
公式練習3回目 : 4番手 (3分20秒673), 50周
公式練習4回目 : 4番手 (3分22秒525), 13周
ハイパーポール : 3番手 (3分16秒649), 9周
中嶋一貴(8号車):
ポールポジションを獲得した7号車に祝福を送ります。可夢偉のタイムは素晴らしかったですし、最後のアタックではさらに速いタイムを出せたかも知れません。我々にとっては困難なハイパーポールでした。公式練習3回目からやや苦戦しており、簡単なセッションではありませんでした。TS050 HYBRIDの感触はとても良かったので、ラップタイム向上のために色々試しましたが、最前列獲得には届きませんでした。ただ、予選はあくまで予選で、大事なのは24時間後のレース結果だということは分かっています。決勝レースで自分たちの力を最大限に発揮すべく、最善の方法で準備を進めます。
WEC第7戦 ル・マン24時間 ハイパーポール結果(LMP1クラス)
順位 | No. | ドライバー名 | チーム/車種 | 周回 | ベストタイム |
---|---|---|---|---|---|
1 | 7 | マイク・コンウェイ 小林可夢偉 ホセ・マリア・ロペス | TOYOTA GAZOO Racing/ トヨタ TS050 HYBRID | 7 | 3:15.267 |
2 | 1 | ブルーノ・セナ グスタボ・メネゼス ノルマン・ナト | レベリオン・レーシング/ レベリオンR13・ギブソン | 3 | 3:15.822 |
3 | 8 | セバスチャン・ブエミ 中嶋一貴 ブレンドン・ハートレー | TOYOTA GAZOO Racing/ トヨタ TS050 HYBRID | 9 | 3:16.649 |
4 | 3 | ロマン・デュマ ルイ・デレトラズ ナタナエル・ベルトン | レベリオン・レーシング/ レベリオンR13・ギブソン | 6 | 3:18.330 |
5 | 4 | オリバー・ウェッブ トム・ディルマン ブルーノ・スペングラー | バイコレス・レーシング・チーム/ エンソ・CLM P1/01・ギブソン | 8 | 3:23.043 |
カテゴリー: F1 / トヨタ / ル・マン24時間レース / WEC (FIA世界耐久選手権)