トヨタ:バレンシアテスト(1月23日)
トヨタは23日、F1バレンシア合同テスト2日目を行った。昨日に引き続き、ヤルノ・トゥルーリとティモ・グロックがステアリングを握り、有意義なテストをこなした。

2日目も好天に恵まれ、路面コンディションはテストに最適な状況で、両ドライバー共に空力評価とセットアップを最優先としながら、サスペンションセッティングやそれ以外のメカニカルな調整作業もこなした。2台の“TF108”は共に一日を通してトラブルに見舞われることなく、何度かの赤旗中断に妨げられながらも、多くの有意義なセットアップデータを収集し、両ドライバー共に、1レース以上の距離を走破した。

ヤルノ・トゥルーリとティモ・グロックは明日のバレンシア合同テスト最終日もテストを続行する。

ヤルノ・トゥルーリ : TF108/01
 ベストラップ:1分13秒547 順位:15位
 周回数:96周 走行距離:384km
「今日は多くの周回をこなし、“TF108”の何を改善することが出来るか理解するための、ファクトリーに送るデータを収集することに一日を費やしたので、大変な一日であった。バランスは特に良かったわけではないが、それこそが、特定の状況での挙動を学ぶという点で、今日予定していたことだった。予定していた全ての作業を終えられたことを喜んでいる。今日はずっとラップタイムのことは気にしておらず、必要な全てのデータを得ることが主な目的だった」

ティモ・グロック : TF108/02
 ベストラップ:1分13秒129 順位:11位
 周回数:95周 走行距離:380km
「今日も非常に順調に進み、多くの周回をこなし、有意義な一日であった。再びセットアップにおいて多くの作業をこなし、何がパフォーマンスに影響を及ぼすのかを見るために、多くの異なるセッティングを試した。我々はテストを進めて行く中で常に、“TF108”について更なる理解を深めており、その進展には非常に満足している。我々は正しい方向へと進んでおり、やるべきことも分かっている」

ディーター・ガス : レース&テスト・チーフ・エンジニア
「今日は計画通りに進んだ。ヤルノ・トゥルーリとティモ・グロックの両ドライバー共に与えられたプログラムを何のトラブルも無く完了してくれた。これまでのところ新型“TF108”は素晴らしい信頼性を示している。今日は主に空力的なテストに専念し、様々な設定を試し、その結果を比較した。良い進化を遂げており、今日も有意義な一日で、新型車について理解を深めると共に改善出来たと言えるだろう。明日も同様のプログラムを進めていくが、これまで同様に順調に行くことを願っている」

このエントリーをはてなブックマークに追加

カテゴリー: F1 / トヨタ