シャークフィンを投入したトヨタF1チーム(ハンガリーGP初日)
トヨタは、F1ハンガリーGP初日のフリー走行で、ヤルノ・トゥルーリが9番手、ティモ・グロックは11番手だった。

今回のハンガリーGPでシャークフィンを導入したチームのひとつであるトヨタ。

前回ドイツGPの事故から復帰したティモ・グロックは、すっかり回復し、公式練習1回目で6番手のタイムを刻んだ。午後に行われた公式練習2回目では、ヤルノ・トゥルーリが9番手、ティモ・グロックが11番手でセッションを終えた。

ヤルノ・トゥルーリ
フリー走行1回目 10番手 1分22秒457
フリー走行2回目 9番手 1分21秒505
「ハンガリーではいつものことながら、埃だらけのサーキットのため難しい金曜日だったよ。クルマのパフォーマンスと全体的なバランスに影響するめくれ磨耗が生じたので、明確な結論を出すのは難しかった。そのため、タイヤからどの様な反応が予想できるか調べることに専念した。私はこのコースが気に入っているし、クルマは最近競争力があるから、今週末も力強いレースをして更にポイントを獲得したい。」

ティモ・グロック
フリー走行1回目 6番手 1分21秒931
フリー走行2回目 11番手 1分21秒662
「埃だらけのコースながら、午前中のセッションは順調だったし、クルマには何の問題も見られなかったよ。2回目のセッションではコースコンディションが変わり、もう少しグリップ力が出てきて、車は少し扱いにくくなり始めた。しかし全体的に見て、初日にしては悪くなかったよ。この速度を保っていきたいね。予選をうまく乗りこなして、ホッケンハイムのレースペースを再現できれば、ポイントを獲得するのは可能だと思う。前回レースの事故から、私は完全に回復しているよ。先週のヘレステストでは何の問題もなかったし、昨日は更なる精密検査もパスした。そして、今日のドライビングは調子が良かったよ。」

ディーター・ガス レース&テスト チーフエンジニア
「今日のセッションはとてもスムーズに運び、空力とセットアップに関する多くの作業を行うことができた。クルマには何の問題も見られなかったので、今日は我々にとって順調な一日だった。言うまでもなく、ここの路面は埃っぽい状態で始まり、次第に多くのタイヤラバーが付着していくため、サーキットの路面の進化には気をつけなければならない。この件に関しては、今夜分析を行うときに考慮に入れる必要がある。オプションタイヤは、昨年の金曜日と比べてここのコースに適しているように思われる。今日やり遂げたことに対して、我々は喜んでいいだろう。」

新居章年 技術コーディネーション担当ディレクター
「ハンガリーGP初日はグリップの低さに苦しみながらもまずまず順調な滑り出しだった。ここでは毎年金曜日はコースがグリーンでグレイニングと戦いながらセットアップを進めることになる。その様なコンディションながら低速サーキット用に持ち込んだ空力パッケージのチェックから始め、メカニカルなセットアップオプションのトライ、レースを睨んでのロングランと準備していたプログラムをこなすことが出来た。ティモもドイツGPでのクラッシュの影響もなく、順調に走ってくれたので、明日の予選ではヤルノと二人揃ってトップ10グリッドをしっかり確保したい。」

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カテゴリー: F1 / トヨタ