トロロッソ・ホンダ | F1ハンガリーテスト 2日目レポート
トロロッソ・ホンダは、F1ハンガリーテスト2日目にショーン・ゲラエルがテストを担当。122周を走行して9番手タイムとなる1分19秒046を記録した。
また、ブレンドン・ハートレーとピエール・ガスリーは、ピレリタイヤ用のテストを行った。ブレンドン・ハートレーは午前中に67周、ピエール・ガスリーは午後に75周を走行。2日間で2台合計で499周、距離にすると2186kmを走り込んだ。
田辺豊治 (ホンダF1 テクニカルディレクター)
「今回のテストでは多くのデータを収集でき、有意義な2日間になりました。他のPUマニュファクチュラーと同様に我々もダイナモ上で多くのテストを行っていますが、実際のトラック走行に勝るものはありません。この2日間で、ピレリのタイヤテストを行っていたマシンも含め、2台合計で499周、距離にすると2186kmを走りました。ここで得られたデータは、今後のさらなる前進につながるものとなります。これでシーズン前半戦が終了となりますが、トロロッソ・ホンダのメンバー全員のここまでのハードワークに感謝しています。短いブレークの間に少しリフレッシュして、またベルギーに向けた準備を始めます」
フランツ・トスト (トロロッソ チーム代表)
カバーすべき多くの項目がありましたし、この2日間はトロロッソにとって非常に大切なテストになると思って臨みました。エアロだけでなく、シャシーのメカニカル面にもフォーカスしたプログラムでしたが、通常のチームのテスト用マシンに加え、ピレリのタイヤテストを行うマシンも走らせるという部分で、いつもとは違ったテストになりました。昨日一日でメカニカル面でのテストのほとんどを消化することができたので、今日はゲラエル選手とエアロ関連のテストを行いました。また、ピレリのタイヤテストについては、昨日109周を走行したゲラエル選手に代わり、今日はハートレー選手とガスリー選手が分担してテストプログラムを実施しました。チームのテスト用マシンは、2日間合計で248周を走行し、予定していたプログラムをすべて消化することができました。エアロの開発に取り組んでいたので、燃料を搭載しない状態での予選シミュレーションは実施していません。ここからの仕事はエンジニアたちに引き継がれ、後半戦でマシンのポテンシャルをフルに引き出すためのデータ分析が行われます。また、今回のテストで得られた結果は、来季のマシン開発にも活用されることになります。レースメンバーの全員にありがとうと伝えたいですし、ここ数週間は本当にタフでしたので、特にエンジニアやメカニックには感謝をしています。みんながサマーブレイクを楽しんでくれればと思っていますし、十分に充電した形で再度後半戦に臨みたいと思います」
ジョナサン・エドルズ (トロロッソ チーフレースエンジニア)
「昨日から走行を担当しているゲラエル選手にとっては、スペインで行われたインシーズンテスト以来のF1マシンになっていますが、ピレリとのタイヤテストが昨日の彼の役割でした。今日は昨日ハートレー選手がドライブしたチームの開発用のマシンでドライブしましたが、午前中は大きなエアロレイクを装着し、風洞やCFDでのシミュレーションと、実走で得られるデータの整合性を向上させるための作業を行い、その後エアロのマッピング作業に進みました。午前のセッション後半では、ウルトラソフトとハイパーソフトを装着したパフォーマンスランを実施しました。ハイパーソフトタイヤは磨耗が激しいタイヤですので、最後のセクターに行き着く前に限界を迎えたこともありました。ラップタイムを見ると、それなりに競争力がある走りができたと思います。また、これらの走行と同時並行で、昨日いい結果を得ていたメカニカル面のセッティングに関して、さらに細かい内容でのテストを行っていました。午後の最初のセッションではフロントウイングの挙動を確認する目的で、ブレーキダクト横に本日3つ目となるエアロレイクを装着して走行し、その後はソフトタイヤでサスペンション関連の新しいパーツをテストすることにフォーカスする形になりました。このパーツを実際の走行で使用するのは初めてでしたので、システムチェックを経て、バランス調整のためのパフォーマンスランに移行するなど、何度も走行を行いました。ここ7週間で、数多くのレースやテストをこなしてきました。その中にはいくつかタフなものも含まれていましたが、ファエンツァやビスターのファクトリー、そしてホンダのメンバーは、常に最大限の努力とともに臨んでくれました。その結果がハンガリーでの結果に繋がったと思いますし、諦めない姿勢を見せることが出来たと思います。前半戦を通して、100%の力を出し切ってくれたチームのメンバーとホンダのみんなに感謝しています。2週間のサマーブレイクで十分に休んだ後、ポイント獲得に向けてまた後半戦の戦いに臨みます」
ショーン・ゲラエル (テストドライバー)
「昨日の109周に続き、今日は122周を走りましたが、本当に長い一日でした。いくつか興味深い内容のテストを行っていましたが、そのほとんどがエアロにフォーカスしたものでした。また、気温が高い中でのパフォーマンスランも数回行いましたが、そこでも多くのデータを得ることができました。この2日間で集めたデータが後半戦でのチームのパフォーマンス向上に繋がればと思っています」
カテゴリー: F1 / トロロッソ / ホンダF1
また、ブレンドン・ハートレーとピエール・ガスリーは、ピレリタイヤ用のテストを行った。ブレンドン・ハートレーは午前中に67周、ピエール・ガスリーは午後に75周を走行。2日間で2台合計で499周、距離にすると2186kmを走り込んだ。
田辺豊治 (ホンダF1 テクニカルディレクター)
「今回のテストでは多くのデータを収集でき、有意義な2日間になりました。他のPUマニュファクチュラーと同様に我々もダイナモ上で多くのテストを行っていますが、実際のトラック走行に勝るものはありません。この2日間で、ピレリのタイヤテストを行っていたマシンも含め、2台合計で499周、距離にすると2186kmを走りました。ここで得られたデータは、今後のさらなる前進につながるものとなります。これでシーズン前半戦が終了となりますが、トロロッソ・ホンダのメンバー全員のここまでのハードワークに感謝しています。短いブレークの間に少しリフレッシュして、またベルギーに向けた準備を始めます」
フランツ・トスト (トロロッソ チーム代表)
カバーすべき多くの項目がありましたし、この2日間はトロロッソにとって非常に大切なテストになると思って臨みました。エアロだけでなく、シャシーのメカニカル面にもフォーカスしたプログラムでしたが、通常のチームのテスト用マシンに加え、ピレリのタイヤテストを行うマシンも走らせるという部分で、いつもとは違ったテストになりました。昨日一日でメカニカル面でのテストのほとんどを消化することができたので、今日はゲラエル選手とエアロ関連のテストを行いました。また、ピレリのタイヤテストについては、昨日109周を走行したゲラエル選手に代わり、今日はハートレー選手とガスリー選手が分担してテストプログラムを実施しました。チームのテスト用マシンは、2日間合計で248周を走行し、予定していたプログラムをすべて消化することができました。エアロの開発に取り組んでいたので、燃料を搭載しない状態での予選シミュレーションは実施していません。ここからの仕事はエンジニアたちに引き継がれ、後半戦でマシンのポテンシャルをフルに引き出すためのデータ分析が行われます。また、今回のテストで得られた結果は、来季のマシン開発にも活用されることになります。レースメンバーの全員にありがとうと伝えたいですし、ここ数週間は本当にタフでしたので、特にエンジニアやメカニックには感謝をしています。みんながサマーブレイクを楽しんでくれればと思っていますし、十分に充電した形で再度後半戦に臨みたいと思います」
ジョナサン・エドルズ (トロロッソ チーフレースエンジニア)
「昨日から走行を担当しているゲラエル選手にとっては、スペインで行われたインシーズンテスト以来のF1マシンになっていますが、ピレリとのタイヤテストが昨日の彼の役割でした。今日は昨日ハートレー選手がドライブしたチームの開発用のマシンでドライブしましたが、午前中は大きなエアロレイクを装着し、風洞やCFDでのシミュレーションと、実走で得られるデータの整合性を向上させるための作業を行い、その後エアロのマッピング作業に進みました。午前のセッション後半では、ウルトラソフトとハイパーソフトを装着したパフォーマンスランを実施しました。ハイパーソフトタイヤは磨耗が激しいタイヤですので、最後のセクターに行き着く前に限界を迎えたこともありました。ラップタイムを見ると、それなりに競争力がある走りができたと思います。また、これらの走行と同時並行で、昨日いい結果を得ていたメカニカル面のセッティングに関して、さらに細かい内容でのテストを行っていました。午後の最初のセッションではフロントウイングの挙動を確認する目的で、ブレーキダクト横に本日3つ目となるエアロレイクを装着して走行し、その後はソフトタイヤでサスペンション関連の新しいパーツをテストすることにフォーカスする形になりました。このパーツを実際の走行で使用するのは初めてでしたので、システムチェックを経て、バランス調整のためのパフォーマンスランに移行するなど、何度も走行を行いました。ここ7週間で、数多くのレースやテストをこなしてきました。その中にはいくつかタフなものも含まれていましたが、ファエンツァやビスターのファクトリー、そしてホンダのメンバーは、常に最大限の努力とともに臨んでくれました。その結果がハンガリーでの結果に繋がったと思いますし、諦めない姿勢を見せることが出来たと思います。前半戦を通して、100%の力を出し切ってくれたチームのメンバーとホンダのみんなに感謝しています。2週間のサマーブレイクで十分に休んだ後、ポイント獲得に向けてまた後半戦の戦いに臨みます」
ショーン・ゲラエル (テストドライバー)
「昨日の109周に続き、今日は122周を走りましたが、本当に長い一日でした。いくつか興味深い内容のテストを行っていましたが、そのほとんどがエアロにフォーカスしたものでした。また、気温が高い中でのパフォーマンスランも数回行いましたが、そこでも多くのデータを得ることができました。この2日間で集めたデータが後半戦でのチームのパフォーマンス向上に繋がればと思っています」
カテゴリー: F1 / トロロッソ / ホンダF1