リアム・ローソンに厳しい評価 レッドブルF1再昇格は「事実上あり得ない」

セルジオ・ペレス解雇後、2024年にVCARBで好成績を収めたローソンにチャンスが与えられたが、RB21での序盤2戦は信頼性の問題や不運も重なり、十分な走りを示すことができなかった。
その後、角田裕毅が昇格したものの、こちらも12戦でわずか3度の入賞にとどまっている。
一方で、最新の報道では、ホンダが角田昇格のためにパワーユニット価格を割引していたことが指摘されており、2026年からアストンマーティンへ移行するホンダの意向とあわせて、フェルスタッペンの次期チームメイト人事をめぐる不確実性が増している。
後任候補としては、F2で活躍するアイザック・ハジャーや、レッドブル育成の逸材アービッド・リンドブラッドの名が挙がる一方、ローソンの再起用は「完全に否定的」とされている。ESPNによると、レッドブル内部関係者は次のように語った。
「現時点で唯一確かなことは、ローソンがシニアチームで再びチャンスを得ることはないということだ。2026年にリンドブラッドを昇格させる強い意向があれば、ローソンこそが切り捨てられる存在になるだろう」

ローソン自身もレッドブルの起用方針について苦言を呈している。
「他のチームが若手を起用するときのアプローチと、僕たちがやったことを比べてみれば明らかだ。たとえばアントネッリがレースを始める前にどれだけ多くのテストを重ねてきたか。僕たちはそんな準備を全くやっていなかった」
「僕はこれまで走ったことのない2つのサーキットで、しかもそのうち1つはスプリント週末だった。バーレーンのテストでは信頼性の問題、メルボルンでも同じようにトラブルに見舞われた。順調な週末なんて一度もなかった」
現在、ローソンは選手権でハジャーに数ポイント差まで迫っており、交代した角田裕毅の倍近いポイントを稼いでいる。それでもなお、フェルスタッペンの僚友として復帰する道は閉ざされたままだ。
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