F1 アゼルバイジャンGP トロロッソ P. ガスリー B. ハートレー
トロロッソのテクニカルディレクターを務めるジェームス・キーが、F1アゼルバイジャンGPの予選でのトロロッソ・ホンダのパフォーマンスを振り返った。

F1アゼルバイジャンGPの予選で、トロロッソ・ホンダのドライバーはあわや大事故となるニアミスを起こす。パンクでスローダウンしたブレンドン・ハートレーに、アタック中のピエール・ガスリーが引っかかり、ギリギリで避けたガスリーはコースオフを喫した。

このアクシデントで、ピエール・ガスリーはタイムアップを逃して17番手でQ2進出を果たせなかった。ブレンドン・ハートレーは、結局予選でのアタックを一度もできないまま終わり、タイムを記録できなかった。この結果、明日の決勝では、ガスリーが9列目17番手から、ハートレーは10列目19番手から51周のレースに挑む。

ジェームス・キーは「今日の予選は、残念ながら悪い意味で、波乱に富んだ一日となりました」とコメント。

「ブレンドンはイエローフラッグによってアタックできず、最初の走行を無駄にしなければなりませんでした。一方のピエールは順調に走行してタイムを出せました。レースウィークでよく目にすることではありますが、Q1が進むにつれて路面状況が著しく改善されていき、2回目のアタックではピエールのペースも上がったので、このままこのラップを終えればQ2進出は安全圏内だと確信していました」

「しかし、ピエールの先にはパンクでスローダウンしたブレンドンがいて、2台の速度差が大きな状態でニアミスを引き起こしてしまいました。幸いピエールのドライビングのおかげで衝突を避けられましたが、タイヤやバッテリーの状況、それに残り時間を考えるともう一周アタック出来る余地がなく、ピエールは予選をそのまま諦めることとなってしまいました」

「いいペースで走行できていたため、このような結果になってしまったことはとても残念です。Q3進出まではもしかしたら叶わなかったかもしれませんが、それに近いところまではいけたと思いますし、そうなっていれば、(予選のトップ10は予選と同じタイヤを使用しなくてはいけないので)明日のレースでのタイヤの磨耗状況次第では良いポジションを得られたと言えていたかもしれません」

「今となっては“たられば”の話ですし、明日は期待していたグリッドからのスタートとはならないものの、経験上ここでのレースは予測不可能なことが起こるので、波乱万丈で忙しい日曜日の午後となるでしょう。今夜中にチームと戦略を練り、明日挽回できるよう努めたいと思います」

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カテゴリー: F1 / トロロッソ / F1アゼルバイジャンGP