トロ・ロッソ
トロ・ロッソのテクニカルディレクターを務めるジェームス・キーは、2017年に使用するパワーユニットを前もってわかっていることは、2017年のシャシーの設計に関して大きな利便性を提供すると述べた。

昨年、ルノーからフェラーリにパワーユニットを変更するという決定が遅れたことで、トロ・ロッソはほぼ完全していたSTR11に異なるエンジンを対応させるためにデザイン変更を強いらせた。

ジェームス・キーは、エンジンパートナーを知っていることで、2017年F1マシンの設計に巨大なアドバンテージになると述べた。

「巨大だ。それがどれくらい大きいかを述べるのは非常に難しいがね」とジェームス・キーは説明。

「今、我々がどのエンジンを使うのかをわかっているのは本当に嬉しいことだ。それはこのクルマをとてもタフな状況にしたからね」

「我々はフェラーリエンジンにするのがとても遅れた。フェラーリエンジンに関する情報は何もなかったので、12月に彼らと席を設けて、状況について検討した。かなり遅かった」

「実際、クルマはパワーユニットのインストールに合わせて構造を造るものだし、現在、それはとても複雑になっている。かなり大きな困難だ。再t系なクルマはパワーユニットの統合をベースにしている」

ジェームス・キーは、トロ・ロッソのデザインチームがSTR11にフェラーリのエンジンを適応させるためにベストを尽くしたが、2016年シーズン前の数カ月間は、推測作業と妥協にかなりの時間が費やされたと述べた。

「我々はその影響を最小限にしようとしたが、必然的にそこには連鎖反応がある。シーズン開幕時のクルマはあまりに重かった。クーリングのパラメーターにいくつか問題を抱えていた」

「他の多くのものも最適ではなかった。我々はいくつかの場所で推測しなければならなかった。それには多くの資金もかかった。あのような短い期間でそれをするのには多くの資金がかかる」

「トラックでクルマを見た時に伝えるのは難しいが、多くのものがあった。実際、妥協をしているので、クルマの何が悪いかはわかっている」

ジェームス・キーは、来年のレギュレーション変更を考えて、進展には慎重な姿勢をみせているが、2017年F1マシンはうまく進行していると語る。

「問題ないと思う。現時点ではほぼスケジュール通りだ。スケジュールは、何を見い出すか次第で動きはするがね」

「大部部の人々が、現在、2017年マシンにかなり忙しいことはわかっている。他の人々がレギュレーションで何をしているのかはわからないので、どのように進んでいるかをいうのはとても難しい」

「最も難しいもののひとつは、そのような大きなレギュレーション変更によって、クルマがどのように動くかを知ることだ。現時点でそれを伝えるのはとても難しい」

「我々は、何が良い2017年に製造するかを理解し、それを達成することができるかを確認するために自さしのルートに沿って進めている」

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カテゴリー: F1 / トロロッソ